建売住宅を住宅診断して典型的な新築の手抜きによる欠陥住宅を発見 ~ 会社名は非公開とさせて頂きます

ゼロシステムズ代表の田中です。

本日は、内覧時に行う1回目の住宅診断で新築の手抜工事を発見しました。

物件の価値にかかわる欠陥住宅となりますので、売主(施工業者)の社名は非公開とさせて頂きます。

今回の欠陥内容:ビスピッチ手抜工事

室内の壁の下地は厚さ12.5mmの石膏ボードをビス留めして施工されています。

一般に、そのビスピッチ(ビス留めの間隔)は、200mm~300mmと規定されています。

しかし、工期が短い突貫工事の新築では、急いで建てることを優先するあまり、ビスピッチを500mm~600mmの間隔に広げてビス留め本数を減らして手抜工事をする大工職人が中にはいます。

通常、石膏ボードの上にクロス(壁紙)を貼られてしまうと、ビスピッチの手抜工事はわかりません。

しかし、私の住宅診断では、金属探知機を使用してクロスの下地のビスを見つけて、クロスの上からビス頭にマグネットを貼り付ける方法の非破壊検査を実施します。

こうすることにより本来見えないビスピッチを可視化して欠陥住宅を発見します。

ビスピッチの手抜工事では、本来、石膏ボードを留めるために必要なビスの本数が不足しているため、一般診断法による耐震診断では、耐震性能の数値が落ちることになります。

当然、私どもの建物診断では、重大な不具合がある新築として判断します。

是正するには、全てのクロス(壁紙)を剥がさないとならないく、とても手間がかかるため、今回の内覧では「この物件は契約しない方が良い」とお客様にアドバイスさせて頂きました。

住宅性能評価の耐震等級3の最高等級を取得している新築であっても、この種の手抜工事は時々発見しますので注意が必要です。

 

 

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