お引渡し後の新築を住宅診断 ~ 基礎コンクリートのひび割れ補修の確認
ゼロシステムズ代表の田中で御座います。
本日2件目の建物診断は、既に昨年お引渡しが完了している新築物件です。
不具合内容は、基礎コンクリートにクラック(ひび割れ)が発生して売主が補修したけど、心配なのでご相談したいと当社に連絡が入りました。
基礎や土間などコンクリート部分は、温度変化、微細な振動などが要因でクラック(ひび割れ)が入るものと言えます。
ただし、クラック幅(ひび割れの太さ)により放置したままにすると、そこからコンクリート内部の鉄筋に酸素と水分が浸透して腐食の原因となります。
今回は、施工業者である売主がクラック内部にエポキシ樹脂を充填してクラックを完全に塞ぐという補修を行って頂きました。
エポキシ樹脂を充填は、基礎コンクリートなどの補修方法として適切と言えます。
念のため、私の方で床下の通気状況と含水率の検査と、デジタル水平器、赤外線レベラーなどで水平と垂直を計測しましたが建物全体の傾きはなく良好でした。
また、打診棒を使用して基礎コンクリート外部を検査しましたが異常は発見されませんでした。
建物の不具合は、電話やメールだけのお話だけで推測や憶測で判断すると重大な問題を見落とす可能性があるので、お引渡し後の相談であっても出来る限り現場へ出向き建物診断をするようにしています。
実際に現場に行って住宅診断することで入居されているお客様には安心して頂けました。
帰りにお客様から私と当社スタッフのためにお土産を頂いてしまいました。
本当にありがとうございました。
基礎コンクリートと床下で発見した欠陥 ~欠陥住宅の実例