基礎コンクリートの住宅診断について ~ アーネストワンの新築一戸建て

ゼロシステムズ代表の田中勲です。
本日最後は、アーネストワンの新築一戸建て (神奈川県秦野市) の住宅診断です。

今回は、住宅診断の様子と併せて、外部の基礎コンクリートについて解説します。


 

まずは基礎高の計測、基礎上部の通気、表面上にクラック(ヒビ割れ)がないかなどを目視でチェックします。

フラット35の適合基準を満たすには40cm以上の高さが必要です。

今回は、クラックが無かったので基本的に問題ありませんが、もし発見した場合はクラックスケールでヒビ割れの幅を計測して不具合度合いを診断します。

今回のように目視確認でクラックが無い場合でも、打診棒で基礎コンクリート内部に空洞や剥離が無いかの確認をします。

打診棒の音の違いについては以前にテレビ番組で紹介していますので、もし宜しければ下記動画でご確認ください。

FC2動画 打診棒

万一、クラックを発見した場合でも多くの場合、モルタル左官仕上げの表面上のクラックでコンクリート強度に影響のないものが多いのですが、コンクリート強度に影響する深刻な不具合も稀に存在しますので注意が必要です。

一般に、お客様から建物の不具合について質問や指摘があった場合、調べないで「大丈夫です」と言う会社や営業マンが少なくありませんが、私どもでは、可能な限り現場で調べてから「大丈夫です」とお返事するようにしています。

ゼロシステムズの住宅診断の内容紹介

日が暮れてきましたので本日の住宅診断はお終いです。
神奈川県から埼玉まで帰ります🚗~



著書の紹介

こんな建売住宅は買うな
著書:『こんな建売住宅は買うな』幻冬舎