ウッドショック ~ 建売住宅の売れ行きが好調に伴い建築工期が遅れる現象

こんにちは。
赤外線建物診断技能師の野方実で御座います。
本日は、アーネストワン(相模原市)の新築一戸建てを内覧立会い兼、住宅診断を行いました。

アーネストワン(相模原市)の新築一戸建て - 完成が遅れています

広告図面上では、6月末に完成予定でしたが、実際に現場に来てみると、まだ、足場がある状態で工期が遅れている様子です。
このような工期の遅れは、この物件に限ったことでなく、他の現場でも多く見受けられます。

 

■工期遅れの原因

現在、新築一戸建て(建売住宅)市場は、、コロナ禍にも関わらず売れ行きが好調で、販売用の在庫物件が不足している状況です。
このような時期では、未完成(建築途中)で成約に至っている現場も珍しくありません。
一般に、売主は、未成約の物件の建築工事は後回しにして、成約済みの物件を優先して工事を進める傾向にあります。

そのため、建築工期が遅れている販売中の物件を多く見受けられます。

 

■完成引渡し予定日に注意

広告図面に記載されている完成予定日や引渡予定日は、あくまでも“予定日”となります。
近年、国内の建築現場では、慢性的な職人不足となっております。

また、今年に入ってからは、米国市場の景気回復から住宅建築需要の増加と輸送用コンテナ不足により、日本国内に輸入木材が入ってこないという「ウッドショック」の影響により、今後も建築工期が大幅に遅れる可能性があります。

そのため、これから新築一戸建ての購入を検討している消費者は、引渡し予定日については、余裕をもって計画する必要がありますので注意が必要です。

 

■住宅診断の結果について

建築途中ですが、既に内装の石膏ボードが張られている状態でした。
私どものような建物診断を実施する立場としては、このクロスを貼られる前の状況が最も建物診断をし易いタイミングかもしれません。
この状況では、金属探知機やネオジウム磁石を使用した非破壊検査を実施しなくても、目視で石膏ボードビスピッチを確認することができます。

今回の物件では、石膏ボードのビスピッチは規定通り施工されており問題ありませんでした。

工期を急いだ(突貫工事)の物件では、規定よりもビスピッチを広げて施工した手抜き工事物件を時々発見することがあります。

他にも、
アーネストワン(相模原市)の新築一戸建て - 赤外線サーモグラフィーで調査赤外線サーモグラフィーにて断熱材の確認、

各種機器を使用して
アーネストワン(相模原市)の新築一戸建て - 床の水平レベル確認床の水平レベルや

アーネストワン(相模原市)の新築一戸建て - 壁の鉛直確認壁の鉛直などの確認を行いましたが
問題はありませんでした。

 

■この物件の特徴

今回の建物診断を実施した物件は、準防火地域に建築された新築一戸建てです。
準防火地域では、もし、火災が発生しても燐家に延焼し難くするために、サッシなどの防火性能を向上させた建築にしなければなりません。

そのため、アーネストワンの建物は、基本的にシャッター雨戸がオプション設定となっていますが、

アーネストワン(相模原市)の新築一戸建て - 1階・2階共に窓シャッターが付いています準防火地域内の建物では1階、2階共にシャッターが付いています(小窓を除く)

 

通常、シャッター雨戸をオプション工事で依頼すると、一窓8万円以上しますので、もし、4窓分の追加で依頼すると30万円以上する比較的高価なオプションですので、少し得した気分になりますね。

 

それと、最近のアーネストワンの物件には、

宅配ボックスが標準で装備されていますので留守の多いご家庭では便利だと思います。

ただ、少々小ぶりな宅配ボックスなので、個人的には、もう少し大きめの方が使い勝手が良いかな・・・というのが率直な感想です。

 

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