YouTube:2022年バブル始まる。
もう止まらない不動産価格高騰と住宅ローン金利上昇

YouTubeチャンネル 今週放送の動画をご紹介

以下の記事は、動画の内容に関する抜粋です。
より詳しく知りたい方は、是非動画をご覧ください。


止まらない不動産価格高騰と、住宅ローン金利上昇

お さ ら い
・住宅ローンの変動金利は、短期プライムレートに連動する
・短期プライムレートは、日銀の政策金利に連動する
・日銀は、物価上昇率を前年比プラス2%を目標としている
・この目標が達成されると、日銀は、政策金利を引き上げる可能性がある。

物価上昇率は、何を見れば分かるのか?

総務省統計局の消費者物価指数を常にチェックすると、物価上昇率の推移が分かります。

この総務省統計局の消費者物価指数を常にチェックしていると、去年と今年の物価を比較することは勿論、先月と今月の物価を比較することも出来ます。
これにより、今後の展開を予測することが出来るようになります。

10月22日に9月(先月)の消費者物価指数が総務省統計局から公開されました。
総合指数は、2020年を100とすると、100.1となった公表されています。

今まで、消費者物価指数は、常にマイナスだったのに、9月は、プラスに転じたことになります。

上昇しているもの
・生鮮野菜 → 前年度比5.5%上昇
・火災保険や地震保険料 → 15.8%上昇
・水道料金 → 7.3%上昇
・灯油 → 20.2%上昇
・ガソリン → 16.5%上昇
下落しているもの
・生鮮果物(特にリンゴ) → マイナス21.1%
・通信料(携帯料金) → マイナス44.8%

通信料は、菅総理大臣が携帯電話代を引き下げると謳ってましたので、その効果があったのかと思います。

価格が上昇しているものが多いのはなぜ?

A.原油価格の高騰が原因です。

原油価格が高騰すると、ガソリン、灯油、生鮮野菜の価格が上昇します。
水道料金の値上げは、インフラが古くなり、耐用年数の限界にきていて、維持管理に費用がかかるためです。
火災保険や地震保険の値上げは、近年の気候変動に伴い災害が増えたため、保険金の支払いが多いためです。

10月25日付のブルームバーグの記事によると、気候変動問題が原因で、化石燃料への投資不足が原因で、原油高が、より長期化にわたって続くと予測されています。
原油高の長期化を見込む銀行のうち、ゴールドマン、モルガンスタンレー、などは、原油相場が構造的な強気局面の入口にある可能性があるとして、原油高の長期化を見込んでいます。

出典:Bloomberg – ウォール街、相次ぎ原油相場予想引き上げ-長期の高止まり見込む

原油高が続くと、私たちの生活は、石油に依存していますので、確実に物価が上がります。
給与は上がらないのに物価は上がる。
これが、スタグフレーションです。



スタグフレーションの影響

スタグフレーションになると、企業の業績が落ちてきます。
住宅ローン審査が通り難い人が増えてくる、ということになります。

金利が上昇すると、同じ年収で、今までは住宅ローンで3,000万円まで借りられた人でも2,800万円までしか審査が通らなくなります。
それだけでなく、特に中小企業や個人事業主の人は、金融機関側で会社の業績が良くないと判断されると住宅ローン審査が通り難くなるということがあります。

住宅ローン審査が通るか?通らないか?は切実な問題

住宅購入を検討している人にとっては、審査が通るか通らないかは、切実な問題です。

金融機関に住宅ローン事前審査を申込みすれば数日で分かりますので、まず、住宅購入を検討し始めたら早めに事前審査を申込みすると良いでしょう。

どこの銀行が通りやすいか?セルフチェックをおこなう↓



不動産価格高騰 その他の原因

お金の価値が薄まってきています

原油高騰は、物価上昇の原因の一つではありますが、不動産価格高騰の一番の原因ではありません。
その他原因として、お金の価値が薄まっている事が考えられます。

日本だけのお話ではありません。
全世界で流通しているお金の総額というのは、もはや正確な金額は誰も分からないそうです。
しかし、統計学的には、ある程度、把握できているようです。

実際、お金と言っても、紙やコインのお金よりも、数字上のお金の方が多いようです。
2018年では、地球上のお金の流通量は、17京6000兆円と言われていました。
その4分の3が、デリバティブ市場です。
デリバティブ市場とは、株式、金利、為替、から派生した金融商品です。

17京6,000兆円という額

17京6,000兆円という金額は、大きすぎるのでイメージできる人は恐らく居ないと思います。

2020年1月から例の新型ウィルスの経済対策で融資や給付金という名目で、お金が全世界中で、ばらまかれました。
さらに、近年では、ビットコインのような仮想通貨などで多くのお金が膨らみ続けています。
お金がお金を呼んで膨らみ続けているイメージです。

世界的にインフレ基調

世界中の多くに国でインフレ基調になっています。
日本は、30年間デフレが続いていましたので、世界から日本を見ると、先進国であるはずなのに、今は、物価が安い貧乏な国として、見られています。

今は、円安ドル高です。
海外の人が、日本の物を買い易いという状況です。
更に物価が安いので、日本買いに拍車をかけます。
特に東京都心の不動産価格は、海外の都市と比べると、まだまだ割安感があります。

10月25日付のテレ東BIZの記事では、9月の首都圏の中古マンションの平均価格は、5か月連続で上昇していると報じられました。

参考:Yahoo!ニュース – 中古マンションが5ヵ月連続で上昇 築46年でも“億ション”【WBS】

文京区にある、1975年に建設された築46年の4LDK、101平米の中古マンションは、9,980万円という価格だそうです。
港区赤坂になると、1971年、99平米の中古マンションが、1億3500万円と、築50年なのに値上りして億ションとなっています。

実際は、首都圏と言っても、都心や都心に違いところが値上りしていて、郊外の便の悪い中古マンションは、あまり動きがありません。
都心の物件の価格高騰に引っ張られて、首都圏の平均価格が上昇しているとも言えます。

景気が良くなっていると全く感じないのに、価格は高騰しています。
これがスタグフレーションです。

郊外にある新築の建売住宅も、去年の今ころは、 4,000万円前後が相場だった物件が、今では 4,500万円以上が相場になりました。
おおよそ1割以上価格が上がった事となります。

これをバブルと言って、いつか崩壊して値下がりするという見方もあります。
しかし、残念ながら平成の初期に日本だけで発生したバブル経済と違って、今の価格高騰は世界のマネーが膨らみ過ぎて、相対的にお金の価値が薄まり、不動産や資産の価値が高くなっていることが原因なので、これから物価が下がる。要はお金の価値が高くなる要素はない。と、いうことが大方の見方です。

お金の流通量が膨大に増えていのに、お金の価値が高くなるというのは、考えにくいです。
そして、中小企業に勤めている日本人は、給料が上がらないのに不動産の価格は上がっていきます。

考え方を切り替える

日本では30年間デフレが続いてきましたので、家や不動産を買うと、価値が下がってしまう・・・という感覚が染み付いています。
しかし、今が考え方を変える機会でもあります。



築1年の住宅を売却して、ローン残債も消えて手元にも現金が残った件

1年前に、新築の建売住宅をフルローンで購入したという方から相談を受けました。
諸事情あって、すぐに売却して引越ししなければならないとのことでした。

通常なら、フルローンで購入して1年しか経っていないと、すぐに売却しても住宅ローンの残高が残ってしまう・・・。
今までのデフレ感覚なら、そうなると思うはずです。

しかし、ご相談者様の場合は、1年前に3,580万円で買った物件が、先月、築1年の中古住宅として、4,100万円で売却できました。
買った時よりも高く売れましたので、住宅ローン残債も消えて、手元にも現金が残りました。

不動産価格が値上りしてる時代だから、成せる技です。
これからは、現金資産よりも、不動産として資産を持っている方が、価値が下がりにくい時代となるかもしれません。

資産高は、今の資本主義経済の仕組み自体が変わらないかぎり、今後も益々、お金の流通量が膨張して、相対的にお金の価値が薄まり続けると思います。

今の資本主義経済の仕組みは、金利と利益と取って、常に経済が成長し続けなければ成り立ちません。
いつかは、この資本主義経済の仕組み自体が変革すると思います。

仮想通貨、気候変動、原油、テクノロジーの進歩、中国の情勢など様々な要因が複雑に絡み合っているのだと思います。
恐らく、経済学者や専門家でも、正確な予測はできないと思います。

現状を見ると、あと数年は、この調子だと思われます。
国内の不動産市場の動向については、今後も、不動産の売れ行き、成約単価、在庫状況などをチェックして行きますので、何か動きがあったら、随時、番組内で説明させて頂きます




このページの先頭に戻る