2022年月 今後の金利はどうなる?
~変動金利でなく固定金利を選ぶべき人~

【住宅ローン】今後の金利はどうなる?
~変動金利でなく固定金利を選ぶべき人~

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第423-2回目 (2022年9月01日放送分 後半)となります。

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【住宅ローン】今後の金利はどうなる?
~変動金利でなく固定金利を選ぶべき人~

以下は、動画の内容に関連した情報です。
より詳しく知りたい方は、是非動画をご覧ください。



今後の金利はどうなる?

サムネイル-MCフジコMC フジコ

番組MCのフジコで~す。

田中せんせい。
後半もよろしくお願いいたします。

リスナーさんから質問が来ているので、ご回答いただいてもいいですか?

サムネイル-田中田中

はい!
もちろんです。

ラジオリスナー様からのご質問

サムネイル-MCフジコMC フジコ

ラジオネーム:タマゴン さんからのご質問です。

固定金利を選んだ方が良い人の特徴を教えてください。

田中せんせい。モゲ澤せんせい。フジコさん。
こんにちは。
いつもYouTube動画配信楽しみにしています。

固定金利よりも変動金利の方が、総利息がお得というお話は大変勉強になりました。
ただ、私は、今現在、36歳で60歳定年まで、あと24年です。

定年して年金収入になってから、金利が上昇して月々の返済が高くなったら、負担が増えて、老後の生活が苦しくなるかと思いますが、それでも、変動金利を選んだ方が良いのでしょうか?

どんな人でも変動金利を選んだ方が良いのであれば、なんで銀行は固定金利というものを用意しているのでしょうか?

今後、変動金利は、本当に上がらないものなんでしょうか?

変動金利が2%以上になる確率は、どれくらいだとお考えですか?

固定金利を選んだ方が良い人の特徴を教えてください。

ラジオネーム:タマゴン さんからのご質問

サムネイル-田中田中

タマゴンさん。
ご質問ありがとう御座います。

今は、超低金利ですが、20年後の金利は、誰にも予測できないと思います。
世の中の出来事は、誰も予測していないことが突然起きて、株価や為替が大きく動きます。
為替や株価は、バブル崩壊、リーマンショックなど、このような、誰も予測していないことが突然起きて大きく変化します。

そのため、20年後の金利を、今から予想するという事は、これから20年間で株の暴落が、いつ何回くるかを予想するのと同じくらい、誰にも分らなく、ほとんど意味がない事なんです。

20年後の金利を予想するという事は、ほとんど意味がない。


変動か固定かを選ぶ基準

サムネイル-MCフジコMC フジコ

それでは、何を基準に、変動か固定かを選べば良いのか教えていただけますか?

サムネイル-田中田中

はい。
ファイナンシャルプランナーは、ついつい、35年間で支払う利息の総額で比較してしまいます。
しかし、今回のご質問者様のタマゴンさんが疑問に感じている部分は、そこではないのだと思いました。

住宅ローンは、人生において、長く影響します。
10年後、20年後に、専門家であっても、全く予想もしていないことが突然起きて、世界や日本の情勢が変わっているかもしれません。

予想できないことって、具体的にはどんなこと?と言われても、震災、パンデミックなど、誰も想像すらしていなかったことが突然起きたように、今後何が起こるか全く分かりません。

もし、何らかの理由で家計が脆弱になっているタイミングで、全く想像もしていない出来事が突然起きて、金利が上昇し、月々の返済額が高くなってしまったら、家計への影響は甚大です。

サムネイル-田中田中

先程、 『将来の金利を予想することは、ほとんど意味がない。』
と言いましたが、ご自身のライフプランを想定することは、大切なことです。

例えば、36歳で子供が3歳だとすると・・・

  • ・12年後:高校受験
  • ・15年後:大学受験
非常にお金がかかる時期になります。

そのようなタイミングで、誰も予想していない出来事が突然起きて、変動金利が2%上昇して、月々の住宅ローン返済が今よりも2万円高くなることを想像してみてください。

『その程度の上昇は影響ない。』と思える人は、変動金利を選ぶべきだと思います。

逆に、
『その金額が家計へ与える影響が大きい。』と思う人は、固定金利を選ぶべきだと思います。
そのような人のために、固定金利があるのです。

住宅ローンを検討する上で最も大切なことは、『最後まで返済を続けていくことができるか?』という事です。

『住宅ローン金利シミュレータ』で試算

住宅ローン金利シミュレータ

住宅ローン金利シミュレータ

サムネイル-田中田中

『住宅ローン金利シミュレータ』を使って

  • ・借入4,000万円
  • ・変動金利:0.475%
  • ・10年目:0.775% に 金利上昇
  • ・20年目:2% に 金利上昇
上記で試算すると、35年間での支払い利息の総額は 約672万円 になります。

変動金利で試算
住宅ローン金利シミュレータ 試算

住宅ローン金利シミュレータ 試算 変動

住宅ローン金利シミュレータ 試算結果

住宅ローン金利シミュレータ 試算結果 変動

サムネイル-田中田中

これを、りそな銀行の全期間金利1.095%では、支払い利息の総額は、約817万円となり、その差は、35年間で、145万円となります。

35年間の支払利息の総額で考えると、変動金利の方がお得と言えます。

りそな銀行 全期間固定で試算
住宅ローン金利シミュレータ 試算2

住宅ローン金利シミュレータで試算 りそな固定

住宅ローン金利シミュレータ 試算結果2

住宅ローン金利シミュレータ 試算結果 りそな固定

住宅ローン金利シミュレータ 試算結果比較

住宅ローン金利シミュレータ 試算結果比較

サムネイル-田中田中

このシミュレーションでは、20年目に変動金利が2%に上昇することを前提に計算しました。
しかし、全く想定もしていない出来事が突然起きて、今のアメリカのように住宅ローン金利が5%になっているかもしれません。

逆に、そのようなことは、私たちが生きている間に一度も起きないかもしれません。

サムネイル-田中田中

結局のところ、今から、20年後に変動金利が2%以上になる確率というのは、誰にも分かりません。

3年前の自分を想像してみてください。
パンデミックや、ロシアのウクライナ侵攻で、世の中がこんなに変わるなんて、全く想像もしていなかったと思います。
想像もできない未知のリスクを、予想することは出来ないということです。

変動金利を選んで、固定金利よりも、低金利をずっと維持し続けてくれれば、最後、変動がお得という結果になります。
逆に、変動金利が何らかの想定外の出来事により、固定金利よりも高くなってしまえば、最後、固定の方が得だという結果になります。

ただ、それだけの話です。

サムネイル-田中田中

先程も言いましたが、住宅ローンを検討する上で最も大切なことは『最後まで返済を続けていくことができるか?』という事です。

住宅ローンは、35年という長期にわたります。
ある意味、人生そのものと言えます。
金利上昇して返済額が高くなって家計が苦しくなるというのは、人生において大きなリスクと言えます。

ただ、私たちは、普段35年後の支払利息の総額を考えて生活しているわけではなく、今を生きています。

今月は、支出が多いなとか、残業代が少ないとか、そういうことを気にしながら生きています。
これは、住宅ローンを組んで、家を買った後もかわりません。

さらに、結婚、出産、進学など人生ではお金がかかるライフイベントがたくさんあります。

また、一戸建ては、おおよそ15年サイクルで外壁塗装など、修繕費がかかります。
そんなときに、全く予想もしていない出来事が起きて、金利が上昇して、仮に、毎月の返済が2万円高くなることを想像してみてください。
その2万円で、生活が破綻するかもしれないと思う人は、変動金利を選ぶべきではないと言えます。

サムネイル-田中田中

不動産会社やハウスメーカーでは、多くの場合、変動金利で資金計画を作成して提案してきます。
それは、変動の方が固定よりも金利が低いので、月々の返済額を安く見せることができるからです。

例えば、固定金利で月々10万円と提案されるより、変動金利で8万8千円と提案された方が買いやすい感じがします。

「家を買うなら今の家賃並みの月々8万8千円なら支払っていけるけど、月々10万円だと厳しいな・・・。」
と考える人が、将来、上昇する可能性がある変動金利を選んで、35年間支払い続けられるか?というと、ちょっと心配になりますよね。


当面は金利が上昇する可能性は低い

サムネイル-田中田中

変動金利が決まる仕組みは、銀行間の自由競争の市場原理と短期プライムレートに連動します。
短期プライムレートは、日銀の政策金利を参考にして決まります。
政策金利は、消費者物価指数、賃金上昇、景気などを考慮して決定します。

8月28日付のブルームバーグのニュース記事で
日銀の黒田総裁は『金融緩和政策を維持する以外ない。』と発言しているように、当面の間、金利上昇する可能性は非常に低いと言えます。

ブルームバーグのニュース記事
出典Bloomberg – 黒田総裁、日銀は金融緩和策を維持する以外ない-ジャクソンホール

サムネイル-田中田中

ただし、先程から言うように、世の中というのは、私たちが想像すらしていない未知のリスクで為替や株価が大きく動くように、今後、何が起きるか分かりません。

月々の返済が、2万円くらい高くなっても家計に影響が少ないという人であれば変動金利を選ぶべきです。

しかし、不動産屋さんから、変動金利で提案されて、「これくらいの返済額ならギリギリ大丈夫かな・・・。」
という感覚で家を買おうとしている人であれば、固定を選ぶべきと言えます。


『変動を選んだ方が良い人』と『固定を選んだ方が良い人』

サムネイル-田中田中

最後に『変動を選んだ方が良い人』と『固定を選んだ方が良い人』をまとめてみました。

変動を選んだ方が良い人

  • 1.公務員や会社員など安定した収入が確保できる人
  • 2.返済比率に余裕がある人
  • 3.預貯金などの資産がある人
  • 4.住宅ローン組んだあとも積立貯蓄ができる人
以上のいずれかに当てはまっていれば、変動金利を選ぶべきだと思います。

固定を選んだ方が良い人

  • 1.個人事業主などで収入が不安定な人
  • 2.返済比率に余裕がない人
  • 3.預貯金などの資産に余裕がない人
  • 4.住宅ローンを組んだあと積立貯蓄をする余裕がない人
以上のいずれかに当てはまる場合は、固定金利を選んで、支払いできる範囲で借入した方が無難と言えます。

『変動金利』と『固定金利』の特徴と選び方

『変動金利』と『固定金利』の特徴と選び方

サムネイル-田中田中

『住宅ローン金利シミュレータ』は、誰でも利用することができます。
住宅ローンを検討している人は、色々な数字を入れて、何回でも試してみてください。

サムネイル-MCフジコMC フジコ

田中せんせい。ありがとうございました!
次回もよろしくお願いします。


YouTube登録者数が14,300人を超えました

サムネイル-田中田中

おかげさまで、チャンネル登録者数が、14,300人を超えました。
多くの人たちにご視聴頂けて本当に嬉しいですし、感謝です。ありがとう御座います。
これからも、住宅の購入を検討している人や、既に購入した人にとって役立つ情報をお話させて頂きますので、引き続き宜しくお願いします。






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