ご質問ありがとう御座います😊
ヘアクラックの定義は、幅0.3mm以下、深さ4mm以下となっていますので、確かに幅0.35mmとなるとヘアクラックではありませんね。
なぜクラックが発生したかは、写真だけではわかりませんが、新築時から存在した可能性もあります。
ただし、ヘアクラックの定義を超えているひび割れだからと言って、直ちに構造上危険な不具合かと言うと、そういうものではありません。
構造上危険なクラックとは、その深さが内部の鉄筋まで達して、そこから鉄筋に空気や水気が触れることにより、鉄筋が腐食して膨張すると周囲のコンクリートに圧力が加わり内部からコンクリートを破壊(爆裂現象)します。
そのような状態になって、はじめて強度が落ちると言えます。
今回の基礎コンクリートスラブの写真を見た限りでは、内部の鉄筋にまで達したクラックではないように見えますので、直ちに対応しなけらばならない不具合ではないと思われます。
どうしても心配であれば、クラックにモルタルやエポキシ樹脂を充填してクラックが鉄筋にまで達しないようにDIYで予防することもできます。
ただ、あまりにも気にしすぎて、細かいクラックにまで補修してしまうと見た目が悪くなりますのでご注意ください。
例えば、基礎全体にこのようなクラックが数十箇所もあるのであれば、詳しく調べる必要がありますが、数箇所程度であれば、様子見で良いと思います。