【Check 12】
床に傾斜がある。
または未確認。

チェックした項目の注意点と確認方法

床の傾斜の注意点

室内の床は、原則、水平に造られていなければなりません。
傾斜が大きいと、ドアや窓などの建付不良、床の床鳴り、階段の軋みなどの発生原因となります。
水平に造られていない建物で生活していると、三半規管が狂い健康被害の恐れがあります。

確認方法

床が傾いているため円柱物体が転がります

ビー玉や円柱物体を床に置いて同じ方向に転がらないかを確認します。
途中で静止する転がりなら部分的な不陸(誤差)であり重大な傾きではないことがあります。
しかし、同じ方向に止まることなく加速して転がる場合は建物や床が傾いている可能性があります。
加速して転がる場合にはその周囲の傾斜を測定する必要があります。

1,000/6(1メートル横方向に進んで、高低差6㎜)以上の傾きの場合は重大な欠陥となります。

ゼロシステムズの住宅診断

デジタル水平器を使用しリビングで8カ所程度、洋室や廊下で4カ所程度のポイントで測定を行います。>
多少の部分的ば不陸であれば問題がありませんが、6/1000以上に傾いている場合には施工業者や売主に是正をお願いします。
また、ゼロシステムズでは室内の傾斜だけでなくバルコニーの床の水勾配も測定し、1/50以上の勾配でない場合(屋根があるときは例外)には施工業者や売主に是正をお願いします。