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- 執筆者:田中 勲
(宅建士、ホームインスペクター、FP) - YouTube – 田中勲の『不動産の知恵袋』
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公平/中立な住宅診断とは

欠陥や施工不良を発見した場合、その事実を買主に正確に伝えます。
買主にとって最も適切な提言をすることが私たちのスタンスです。
◆新築一戸建ての欠陥(問題)レベルと
発見頻度
欠陥レベル | 発見頻度 | |
---|---|---|
軽度 | 傷/汚れ/隙間 など容易に是正できる不具合 | 殆どの現場で発見 |
中度 | 指摘すれば是正できる施工不良や欠陥 | 10件に1件程度の割合で発見 |
重度 | 是正困難/大規模な是正が必要 →購入中止を提言 | 20~30件に1件程度の割合で発見 |
- 対応例①:売主に是正を依頼
-
是正可能なものなら、買主に代わり売主に是正を依頼します。
売主による是正が為されることを条件に、お話を進めることが可能です。 - 対応例②:購入の中止を提言
- 是正が困難な欠陥や、買主の許容範囲を超える不具合がある場合は、購入の中止をはっきり提言します。
新築一戸建てにも
欠陥住宅はある

- ・売主の会社名で品質を判断してはいけない。
- ・同じ分譲地内でも品質にアタリとハズレの号棟がある。


パワービルダー/建売住宅
屋根裏/防火違反
- 契約前の住宅診断で発見
- 対応:売主に是正依頼
小屋裏の外壁に石膏ボードが未施工で防火違反となります。
火災時に延焼リスクが高まる重大な欠陥です。

耐震等級3/建売住宅
構造用面材/雑な施工
- 内見時の住宅診断で発見
- 対応:購入の中止を提言
耐震等級3を取得している新築建売住宅で、粗悪な構造用合板を使用した雑な施工が住宅診断で判明。
耐震性に重大な懸念があります。

断熱等級5/建売住宅
天井断熱材/施工不良
- 内見時の住宅診断で発見
- 対応:購入の中止を提言
断熱等級5の新築一戸建てを、赤外線サーモグラフィーで非破壊検査。
天井に断熱材の施工不良を確認。断熱性能に問題がある恐れがあります。

長期優良住宅/建売住宅
構造用合板/雨水浸透
- 内見時の住宅診断で発見
- 対応:購入の中止を提言
建築中の新築一戸建てで、雨水が浸透した構造用合板を確認。
完全乾燥を待たずに工事が進行しており、現場監理体制に問題があると考えます。

パワービルダー/建売住宅
基礎コンクリート異物混入
- 契約前の住宅診断で発見
- 対応:購入の中止を提言
打診棒による非破壊検査で、基礎コンクリート内部に異物混入を発見。
現場監督立会いのもと調査を行い、木片の混入を確認。強度に重大な懸念あり。

長期優良住宅/建売住宅
床下断熱材/施工不良
- 契約前の住宅診断で発見
- 対応:売主に是正依頼
長期優良住宅として販売された新築建売住宅を住宅診断。
床下で断熱材の抜け落ちを発見。
正式に売主へ是正対応を依頼しました。

パワービルダー/建売住宅
床下湿気/含水率超過
- 内見時の住宅診断で発見
- 対応:購入の中止を提言
大手パワービルダーの新築一戸建てを住宅診断。
通気不良により床下に湿気がこもり、カビや腐食のリスクあり。

長期優良住宅/建売住宅
床下排水管/水漏れ
- 内見時の住宅診断で発見
- 対応:売主に是正依頼
長期優良住宅の新築一戸建てを住宅診断。
床下で排水管の水漏れを発見し、売主に是正対応を依頼しました。

問題ある物件は
契約しない

契約後のキャンセルが困難
不動産売買契約では、契約時に手付金を支払い、原則として買主都合のキャンセルでは返金されません。
契約後に欠陥が発覚した場合は、売主が「是正する」と主張すれば、買主は白紙解約できず、どうしてもやめたいとなると手付金を放棄せざるを得ないこともあります。
こうなると欠陥問題から不動産取引き問題へと発展します。

問題ある物件は契約しない

契約前に深刻な欠陥や問題点を発見できれば、『契約の中止』という選択肢をとることができます。
これは、契約後のトラブルを未然に回避する最も確実な方法です。
不動産の売買契約は、一度締結するとキャンセルが難しいため、トラブルを防ぐためにも、契約前に住宅診断を実施することが非常に重要です。
無料でも公平中立な住宅診断ができる理由
ゼロシステムズでは、内見時や契約前に実施する住宅診断を無料で提供しています。
無料診断の結果、施工不良や深刻な欠陥が見つかった場合には、契約の中止を提言することもあります。
契約が見送られた場合、ゼロシステムズは1円も報酬を得ることはありません。
「それではゼロシステムズが損をするだけなのでは?」
と、思われるかもしれません。

しかし『損して得を取れ』という言葉があるように、実はそうではありません。
信頼を得られれば必ず戻ってきていただける

私たちが、無料でも正直な住宅診断ができる最大の理由は、
「一度、買主の信頼を得ることができれば、次も必ず戻ってきていただける」
という確信があるからです。
たとえば、購入を検討していた物件に欠陥が見つかり、契約を見送ったとしましょう。
次に物件を検討する際、皆さんはどんな不動産会社に相談したいと思うでしょうか?
「以前、住宅診断をしてくれたゼロシステムズに、またお願いしよう!」
そう思っていただけるはずです。
実際に1件目は診断で見送ったが、2件目以降で契約に至ったというケースは少なくありません。
その信頼が、ご家族やご友人からのご紹介にもつながっています。
ゼロシステムズは、内見時と契約前の住宅診断が非常に重要だと考えています。
この段階で、施工ミスや深刻な欠陥を発見すれば、買主に事実を正直にお伝えして契約の中止を提言します。
■『あとで揉める』のではなく『契約前に見送る』
トラブル防止の観点から、これこそが真の公平中立な住宅診断であると考えています。
■ゼロシステムズにとっても合理的な選択肢
契約後に揉める可能性がある物件を契約しないということは、私たちゼロシステムズにとっても、契約後のトラブルを減らし、業務の円滑な遂行につながる合理的な選択肢でもあります。
専門家チームがサポート

ゼロシステムズの専門家チームが最後までサポートします
ゼロシステムズのワンストップ体制

ゼロシステムズは以下の手続きを、専門家チームがワンストップでサポート。
- ①内覧
- ②住宅診断
- ③物件調査
- ④契約調整
- ⑤是正確認
- ⑥引渡し

専門家チームが、安心かつ円滑な住宅購入を支援します。
これは第三者診断業者にはできない、ゼロシステムズだからこそ実現できるサポート体制です。
総合調査とアドバイス
経験豊富な宅建士が物件調査を実施し、都市計画/法令制限/災害リスク などを総合的に判断。
建物の点検だけでなく、将来的な安心を見据えたアドバイスを提供します。
◆調査内容の一例
- ・都市計画の制限
- ・公道/私道の接道状況
- ・上下水道/ガスの引込状況
- ・登記簿と現況の整合性
- ・法令上の制限
- ・ハザードマップのリスク情報
- ・契約内容のファクトチェック

是正確認まで責任を持つ

診断後、売主へ是正を依頼し、引渡し直前に修復確認を実施。
不十分な点があれば、売主・買主へ正確な情報を共有し、適切な対応を調整します。
仲介取引に関わるからこそ得られる安心

住宅診断の業界は
「無料の住宅診断は簡易的なのでは?」
「本当に公平で中立なのか?」
といったご意見をいただくことも少なくありません。
しかし、ゼロシステムズの無料住宅診断には、他では得られない強みがあります。
ゼロシステムズは、仲介会社としてお取引に関与する立場だからこそ、無料でありながら高い専門性と責任をもったサポートを実現しています。
目先の利益ではなく、誰かの役に立ち、「頼んでよかった」と言っていただける誠実な事業にする。
この『正業』へのポリシーのもと、創業15年、3,000件以上の不動産取引に携わってきました。
この理念こそが、ゼロシステムズの公平/中立な住宅診断を支えています。

ゼロシステムズ代表:田中 勲

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