コメントありがとう御座います😊
以前、番組でモゲ澤先生とこのお話をいたしましたが、住宅ローンの変動金利の基準金利は、短期金利を参考に決まりますが、完全に短期金利と連動しているわけではありません。
例えば、メガバンクは「法人向けの金利(短期プライムレート)をベースに決定」と公表しています。
一方、ネット銀行は「リテールビジネス(住宅ローンビジネス)の状況を踏まえて決定」としている銀行が大半です。
これは、住宅ローンビジネスを取り巻く環境を総合的に判断して決めるといったニュアンスです。
以前にモゲ澤先生が大手銀行(メガバンク)の部長に聞いたところ「基準金利は資金調達コストが一番大きな要因。日銀が利上げすれば、基準金利も上げるよ」とのことでした。
ネット銀行のソニー銀行の場合「基準金利を決める最大の要因は資金調達コスト」と商品概要説明に書いています。
従って、メガバンクだろうがネット銀行だろうが、銀行の資金調達コストが上がれば変動金利があがるのです。
そして、その資金調達コストは日銀のマイナス金利政策次第です。
ゆえに変動金利の上がりやすさに大きな違いは無いと考えています。
ただし、変動金利の基準金利が上昇しても、そこから各銀行独自の優遇金利(割引)をして適用金利が決まります。
現在、銀行間で顧客獲得競争のために金利の引き下げ合戦(優遇金利キャンペーンなど)が激しさを増しています。
従って、変動金利の基準金利は上昇して、各銀行独自の優遇金利キャンペ―ンなどが終了すると新規で借りる人は上昇する可能性があります。