こんにちは。田中勲で御座います。
ご質問ありがとう御座います!
確かに設計時点で、屋根材の重量が軽いスレートやガルバリウム鋼板と、重たい瓦葺とでは、構造体の仕様が異なります。
そのため、太陽光パネルを載せた時点で、耐荷重オーバーとなり、ハウスメーカー(建売住宅であれば売主)による屋根や構造については保証対象外になることが御座います。
訪問販売では、そのようなことはお構い無しにセールスしてきますので注意が必要です。
その場合、ハウスメーカーには、具体的な耐荷重を確認して検討でする必要があります。
ただ、ハウスメーカーや売主の営業レベルでは、具体的な耐荷重について答えられる人はいませんので、営業の人には「具体的な屋根の耐荷重を知りたいので設計に確認してもらえますか?」と聞いてみると良いと思います。
そのうえで、太陽光パネル施工業者が、設置後、責任を取れるかどうか?具体的な契約内容などを精査して確認することをおすすめします。
ただ、太陽光パネルを載せたとしても、実際に構造体に影響が出て、あからさまに耐震性が落ちるか?というと、現代の新築はそのようなことはありません。
しかし、訪問販売の営業トークで「過去にトラブルになった事例など一切ない」や「何かあったら当社で責任をもって対応する」などの言葉は、何の保証にもなりませんので信じてはいけません。
どうしても太陽光パネルを屋根に設置したいということであれば、どちらにしてもハウスメーカーの保証が無くなることを覚悟して設置することになるかと思います。
ちなみに私個人的には、売主の保証など当てにしていませんので、費用対効果で検討した結果、太陽光パネルを載せています😊