コメントありがとうございます。
ゼロシステムズ代表の田中勲でございます。
住宅性能表示制度は、あくまで建物の維持管理や性能を分かりやすく数値化するものであり、欠陥住宅でないことを証明する証明書ではありません。
そのため、ゼロシステムズで住宅診断を実施すると、住宅性能評価で断熱等級5を取得している新築でも、断熱材施工不良の物件が結構多いです。
また、石膏ボードを固定するビス不足(ビスピッチの手抜き工事)の新築を発見することが時々あります。このような新築は、耐震等級3であっても、壁量バランスを考慮した一般診断法による耐震診断を実施すると、本来必要な耐震評点よりも低い性能となります。
よって、住宅性能評価で断熱等級5や耐震等級3を取得していても、現場で施工ミスや手抜き工事をされると、建売メーカーの意図しないところで欠陥住宅が生産されることになります。
そのため、やはり契約する前には、専門家による住宅診断、耐震診断、物件調査をしてもらう方法しか、確実に欠陥住宅の購入を防ぐことはできないと私は考えております。