『ウッドショック』に関わるお話と、東栄住宅/永大の建物診断
赤外線建物診断技能師の野方実で御座います。
最近は、ワクチン接種が普及して、新型コロナウィルス感染拡大も抑えられてきているようですが、ゼロシステムズでは、引き続き感染予防対策を徹底して業務を行なっていきます。
『ウッドショック』呼ばれる世界的な木材不足
2021年に入ってからは、世界的な経済の急回復から、不動産市場は非常に好調が続いており、飯田グループホールディングス(アーネストワン、一建設、飯田産業、東栄住宅、タクトホーム、アイディホーム)やケイアイスター不動産などの大手の新築一戸建て(建売住宅)は、売れ過ぎて在庫不足となっているようです。
不動産市場では、明らかに需要が供給を上回っており、現在は「売り手市場」であると言えます。
それに加えて「ウッドショック」呼ばれる世界的な木材不足と、日本国内では、慢性的な建築現場の人材不足で、建築費の高騰が止まりません。
この人材不足と建築費の高騰は、今後、何年経っても改善できるものではないと予測する専門家もいます。
このように不動産市場が賑わいはじめると、同時に、建築現場では、ミス工事、手抜き工事、欠陥住宅などの問題も増えてきます。
実際、2021年に入ってからは、新築一戸建ての防火違反などのミス工事を発見する確率が増えてきています。
また、「欠陥住宅」とまでは言えなくても、工事の仕上がりが「雑」な新築一戸建ても増えたと実感できます。
ゼロシステムズでは、一生に一度のマイホーム購入で失敗しないために、お引き渡しまでに合計4回の建物診断を実施しています。
今回は、永大(越谷市)の新築一戸建てと、東栄住宅(深谷市)の新築一戸建てを建物診断する様子を写真でご紹介します。
1件目 永大(越谷市)の新築一戸建て
この物件はお引き渡し前の3回目の建物診断となりますので、
1級建築士の金子氏と共に行います。
ご契約時点では建物完成前でしたので、
未実施であった建物診断とキズや不具合箇所のチェックを同時に進めていきます。
前回の建物完成前の診断では、
床下に雨水が溜まっていましたので、↑before (前回2回目の診断時)↑
↑after (今回 雨水の侵入はありません)↑
事前に指摘をさせて頂きました。
本日の診断内容は建物診断結果票を作成し、買主様にご報告させて頂きます。
2件目 東栄住宅(深谷市)の新築一戸建て
最近の東栄住宅の仕様は、
サッシが
より断熱性の高いアルミ樹脂複合タイプになっていたり、
洗面台の水栓がタッチレスだったりと
グレードが上がってきてますね。
床下点検口から
基礎コンクリートのクラックや水漏れ、断熱材の確認
こちらの物件は個別プロパンガスなので、
売主指定のガス業者と締結する
貸与契約内容についてもご説明させて頂きました。