auじぶん銀行の住宅ローン審査に落ちました！

今回は
『住宅ローン審査で条件が良い結果を得るための工夫』
についてお話ししていきます｡

まずは､サッシーさん。
それでは､リスナーさんから､今回のテーマに関連したご質問を頂いているので､ご紹介お願いします｡

ラジオネーム：DNAさん。
ご質問ありがとうございます｡

これだけだと情報が足りなかったので､DNAさんに年収や借入希望額など､事前に確認させて頂きました｡

まずは『住宅ローン審査シミュレーション』に､ラジオネーム：DNAさん の情報を入力してみますね｡

DNAさんのシミュレーション結果をみると､auじぶん銀行の承認スコアは75％です｡

そうなんです｡
詳細を見るとわかりますが…

• 返済比率
• ・実行金利：20％
• ・審査金利：33％

更に､オートローンを月々15,000円支払っていますので､その返済額も加味して返済比率を計算すると､36％を超えてしまいます。

DNAさんの場合は､これが原因で審査が通らなかったのかと推測できます｡

特に『審査が緩い』というわけではありません。
『審査基準の数値が銀行によって異なる』だけの話なんです｡
例えば･･･

• ・みずほ銀行の審査金利：3.5％　上限返済比率：40％未満
• ・イオン銀行の審査金利：4.0％　上限返済比率：45％未満

となります｡

一般的な銀行では､上限返済比率：35％未満 という考え方が多いです。
しかし･･･

• ・みずほ銀行：40％未満
• ・イオン銀行：45％未満

という基準となっています｡

ここだけを見ると､『この2行は､審査が緩いのではないか？』と思ってしまいます。
しかし､審査金利は他行よりも高い傾向にあります｡

そのため､審査基準ギリギリの人は､銀行によって審査結果が異なるという現象が出てきます｡

今回のDNAさんの場合､auじぶん銀行の承認スコアは75％でしたので審査は通らないと思います｡

しかし
『審査が通るようにするには､どうすればいいのか？』
ということも､このシミュレータを使えば考えることができます｡

DNAさんの場合､月々15,000円のオートローンの残りがあと20万円ほどあるとのことですが､これを一括繰上返済すれば､年収に対する返済負担率を下げることができます｡

そこで今度は…

既存借入の月々1万5千円→0円 『オートローンやショッピングローンなど分割払いの残債がある｣のチェック項目を外す。

これで再度､シミュレーションしてみます｡

それだけで､承認スコアが87％に上昇しました｡

そうですね｡

詳細を見てみると､オートローンの既存借入が無くなったため､返済比率が35％を切って､33％台になりました｡

そうなんです｡

ひとつ注意点として､オートローンやショッピングローンなどは､完済しても､すぐに個人信用情報に反映されないので､完済したら1～2ヵ月くらい期間をおいてから､住宅ローンの再申込みすると良いです｡

もしくは､あらかじめ金融機関にオートローンは｢金消時までに完済する。｣という旨を伝えてから事前審査を申込みすれば､返済比率の計算に既存借入を加味しないで､審査をしてもらえる場合もあります｡

他にも､審査を通りやすくする工夫は､まだまだあります｡

DNAさんのご質問では
「自己資金は350万円くらいを用意できますが､登記費用や仲介手数料などの諸費用でほぼなくなります｡」
とおっしゃっています｡

4,580万円の仲介手数料は､157万円以上かかります｡
中にはローン代行手数料を11万円くらいとる不動産会社も珍しくありません｡

• 仲介手数料：1,577,400円
• ローン代行手数料：110,000円
• 合計：1,688,400円

これらが､かからない売主や不動産仲介会社を選べば､諸費用を170万円近く安くできます｡

ご質問者様の場合､その浮いた分から既存借入20万円を完済し､住宅ローンの申し込み額を150万円減らせば､もっと審査が通りやすくなります｡

そういうことです。

今回のお話をまとめると･･･

1. 各銀行によって､審査基準が異なる｡
2. 返済比率を下げる工夫をすると審査が通りやすくなる｡
3. 仲介手数料などの諸費用を減らすと借入額が少なくなり､より審査が通りやすくなる。

という感じです｡

住宅ローン選びも､物件選びと同様に銀行を比較検討することが大切です｡
『住宅ローン審査シミュレーション』をご活用ください｡