【住宅ローン】金利が一番安い銀行はココだ!変動金利ベスト10・固定金利ベスト5
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FM76.7MHzフラワーラジオ にて毎週放送!
レギュラー番組:『不動産せんせい田中の教えて!不動産の知恵袋』
第509-2 (2024年7月4日放送分 その②) となります。
今回のテーマ『変動金利が上昇する銀行もあれば下がった銀行もある』
FM鴻巣フラワーラジオ
不動産せんせい田中の『教えて!不動産の知恵袋』
不動産せんせい田中の教えて不動産の知恵袋!
それでは田中先生、次のテーマをお願いします。次は、どんなお話をいただけるのでしょうか?
次のテーマは・・・
『2024年7月 変動金利が上昇する銀行もあれば、下がった銀行もある』というお話です。
それでは「固定金利か変動金利か悩んでいる」リスナーさんから、質問をいただいているで、フジコさん、ご紹介お願いします。
承知しました。
ラジオネーム:おサル さんからの質問です。
質問:固定と変動であれば、どちらを選びますか?
田中先生こんにちは。いつも視聴しています。
世の中的には、今後、変動金利が上昇していくということですが、変動が上昇する可能性があるときには、固定を選ぶべきと言われていますが、田中先生は固定と変動であれば、どちらを選びますか?
ラジオネーム:おサル さん からのコメント
ラジオネーム:おサル さん。
コメントありがとうございます。
変動金利を選びます
「固定金利と変動金利、どちらを選びますか?」と言う質問ですが、私だったら変動金利を選びます。
変動金利は、借りた後に金利が上昇するリスクがあります。
変動金利で借りる場合は、そのリスクを承知していなければならないと言うことです。
金利上昇をシミュレーションして、どこまで許容できるか判断する
例として、住宅ローン4,000万円を変動金利 0.3%で35年借りた場合で、シミュレーションしてみます。
■上昇パターン①
例:住宅ローン4,000万円を変動金利 0.3%で35年借りた場合
- 当初の金利 0.3% → 月々の返済額 10万円
- 3年後の金利 1% → 月々の返済額 11.2万円
- 10年後の金利 2% → 月々の返済額 12.6万円
これを基準に考えてみます。
■上昇パターン②
例:住宅ローン4,000万円を変動金利 0.3%で35年借りた場合
- 当初の金利 0.3% → 月々の返済額 10万円
- 3年後の金利 1.5% → 月々の返済額 12万円
- 10年後の金利 3% → 月々の返済額 14.3万円
このペースで上がっても、返済に問題ないと思えるのであれば、変動を選んでも良いでしょう。
■35年全期間固定金利と比較
35年全期間固定金利で最も安い1.55%(2024年7月 SBI新生銀行)を選ぶと、月々の返済額は 12.3万円です。
変動金利 当初 0.3% → 月々の返済額 10万円 ですので、月々の返済額の差額は 2.3万円となります。
- パターン①:10年後の2034年に変動金利が 2%を超えると、月々の返済額は 12.6万円となり、現在の固定金利で借りた場合とほぼ同じになります。
- パターン②:金利が 3%になっていると 月々の返済額は 14.3万円となり、多寡が逆転することになります。
このようになった場合、月々の返済額が許容範囲を超えると考える人は、現時点で全期間固定金利を選べば良いということです。
月々の返済可能額から逆算して決める
将来何%に上昇するか、皆、予想はしても保証はしてくれません。
そのため、「将来、金利は上昇するか?」という、誰も答えを出すことのできないことを基準に、変動か固定を選択するのではなく、将来にわたって返済し続けることができる、月々の返済可能額から逆算して借入額を決めることが大切です。
例えば、「月々の返済額は 12万円が上限である」ということであれば、現時点の全期間固定金利で、月々12万円の返済額から逆算できる借入れ可能額に住宅ローンを抑えることが大切です。
変動金利を選ぶのであれば、将来、金利が上昇した時点で月々返済額12万円となるように逆算しておく・・・例えば、月々の返済額を 9~10万円程度に抑えた状況で、借入可能額を逆算して住宅ローンを借りる。
現在、低金利時代から、金利がある時代への過渡期です。
これからの時代は、金利が上昇する事態なっても、生活を破綻させること無く安定して返済できる住宅ローンを組むよう心がけましょう。
住宅ローン金利シミュレータをご利用ください
2024年7月の住宅ローン金利
変動金利 BEST10
変動金利 BEST10 -2024年7月- | ||
---|---|---|
1位 | PayPay銀行 | 0.270% |
2位 | SBI新生銀行 | 0.290% |
3位 | 住信SBIネット銀行 | 0.298% |
4位 | auじぶん銀行 | 0.329% |
5位 | りそな銀行 | 0.330% |
6位 | 三菱UFJ銀行 三菱UFJ信託銀行 | 0.345% |
7位 | みずほ銀行 中央労働金庫 | 0.375% |
8位 | イオン銀行 | 0.380% |
9位 | ソニー銀行 | 0.398% |
10位 | 三井住友銀行 三井住友信託銀行 | 0.425% |
auじぶん銀行の変動金利が上昇した分は、誤差のようなものです。
■auじぶん銀行
2024年6月 0.319% → 2024年7月 0.329% 金利上昇 0.01%
- 参考例:借入4,000万円 期間 35年の場合
- 0.319% → 月々の返済額 100,666円
- 0.329% → 月々の返済額 100,840円
- 差額 174円
しかし、今まで金利を下げて集客のために攻めの姿勢を貫いてきた auじぶん銀行が、0.01%とは言え、変動金利を上昇させたのは、他の銀行にとって想定外だったのではないかと思います。
そして、1位に返り咲いたのが PayPay銀行です。
こちらは、自己資金が10%以上あるユーザー限定となりますが、金利 0.315% から 0.270%と、0.045%も大幅に下げてきました。
■PayPay銀行
2024年6月 0.315% → 2024年7月 0.270% 金利下降 0.045%(自己資金が10%以上ある場合)
- 参考例:借入4,000万円 期間 35年の場合
- 0.315% → 月々の返済額 100,597円
- 0.270% → 月々の返済額 99,820円
- 差額 777円
10万円台から9万円台になると、視覚的に、差額以上に大きく引下げられたような印象を受けます。
100円と98円みたいな感じですね。一桁減ると印象が変わります。
更に、PayPay銀行は、団信(団体信用生命保険)が充実しました。
住宅ローン比較サービス『モゲチェック』の住宅ローン診断で、団信を金利換算した場合の住宅ローン金利ランキングでも、7月に入り1位になっています。
モゲ澤先生の会社は、先月上場したんですよね。上場おめでとうございます!
住宅ローン選びの参考にモゲチェックをお試しください
■その他の金融機関では変動金利に変化無し
ゼロシステムズで調査している範囲では、2024年7月に変動金利に変化があったのは auじぶん銀行 と PayPay銀行 のみでした。その他の金融機関では、変動金利に変化はありませんでした。
35年全期間固定金利 BEST5
固定金利 BEST5 -2024年7月- | ||
---|---|---|
1位 | SBI新生銀行 | 1.550% |
2位 | りそな銀行 | 1.665% |
3位 | 中央労働金庫 | 1.800% |
4位 | 住信SBIネット銀行 | 1.773% |
5位 | 三菱UFJ銀行 三菱UFJ信託銀行 | 1.930% |
35年全期間固定金利では、りそな銀行の金利が下がりました。
- 1位:新生銀行 1.550%
- 2位:りそな銀行 1.665%
最新の住宅ローン金利一覧はこちらです↓
各金融機関の最新住宅ローン金利表
まとめ
改めて質問者様への回答として、私なら変動金利を選びます。
そして、変動金利を選ぶなら・・・
- ・自己資金10%以上ある場合 → PayPay銀行(当初金利0.270%)
- ・自己資金が無い場合 → auじぶん銀行(団信など総合的に判断)
- ・職場に労働組合がある → 中央ろうきん
- ・近所にイオンのショッピングモールがある → 買物が毎日5%オフになるイオン銀行
なるほど。
田中せんせいは変動金利がお奨めで、変動金利の中でもユーザーの状況によって、お奨めする金融機関が変わってくるのですね。
田中せんせい。ありがとう御座いました。
不動産せんせい田中の【教えて不動産の知恵袋】
次回もお楽しみに!
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