人工芝の耐用年数は10年前後
~人工芝のメリットとデメリットを解説~
人工芝が張られた綺麗な物件でした
本日、契約のために伺ったアイディホームの新築現場(八王子市)では、庭に人工芝が敷かれていました。
今日は晴天で暑かったのですが、日差しを受けてとても綺麗でした。
鮮やかな人工芝が敷かれた物件でした
防草シートの役割も兼ねて一石二鳥
近年、アイディホームや飯田産業の新築では、一部の物件の庭で人工芝が採用されています。
人工芝は、そのもの自体が防草シートの役割もはたしています。
そのため、人工芝を敷けば、そこから雑草が生えにくくなり一石二鳥です。
人工芝の耐用年数は10年ほど
そこで心配になるのが人工芝の耐用年数です。
立地環境により耐用年数に差異が生じますが、一般的に寿命は5~10年と言われています。
私の自宅でも、8年ほど前からバルコニーに人工芝を敷いています。
そして、8年経った現在でも劣化らしい劣化は見受けられません。
ですので、私個人的な見解としては『ハードな使い方をしなければ10年くらいはもつ』と考えています。
人工芝メリットとデメリット
人工芝のメリットとデメリットは?
■人工芝のメリット
- ・本物の芝より耐久性がある
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人工芝は、素材が樹脂やポリエチレン、ウレタンなどのから作られています。
そのため、素材自体に耐久性があり、水はじきも良く、虫に食われる、枯れてしまうなどの心配もありません。
衛生面でもメリットがあります。
- ・芝刈り、水やりなどの手間がない
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天然の芝は定期的に芝刈りをしないと、高さが不揃いの荒れた状態になってしまいます。
また、普段は水やりの心配は少ないですが、雨が少なく猛暑が続いた場合には気をつけないといけません。
人工芝ならこれらの手入れが不要になります。
- ・1年中緑の芝を維持できる
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天然の芝と違い、枯れたり、季節で色が変わることがありません。
キチンと施工されていれば、雑草が生えてくることもほとんど無いので、年間を通して綺麗な緑を維持できます。
- ・日陰でも芝を敷くことが出来る
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日当たりが悪く、芝が成長できない部分でも敷くことができます。
日当たりによって芝の生育(色)に差がでることがありません。
■人工芝のデメリット
- ・初期費用が高くつく
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人工芝自体の価格は、素材や作りによって 1㎡あたり1,000円~6,000円以上とかかります。
複数の素材を組み合わせてリアルな質感を再現したり、防虫効果、防炎効果、撥水性、透湿性など、良い物を求めると価格が上がっていきます。
加えて、業者さんへの工賃も発生します。
- ・素材によっては溶けたり燃えたりするため、火気厳禁
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人工芝は素材に、樹脂やプラ製の物が多く使われており、これらは火気で溶けてしまいます。
防炎加工された人工芝もありますが、人工芝の上では花火、バーベキューなどは控えるべきでしょう。
- ・1年中緑の芝なので季節感が感じられない
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メリットでもあるのですが、1年中同じ色、同じ高さなので季節感がなく、違和感を覚える事があるかもしれません。
秋冬に周りの庭木が色を変え葉を落とすなか、地面だけ鮮やかなまま・・・となってしまいます。 そのため庭造りに気を遣う必要があります。
費用対効果は十分にあります
人工芝の商品(および施工代)は決して安いものではありません。
デメリットもあり、考え方次第ではありますが、メリットの方が上回るのではないでしょうか?
私としては、人工芝を敷くことで、草刈りなどから解放されるのであれば、費用対効果は十分にあると思います。