【住宅ローン】変動金利と固定金利は今後どうなる?
【住宅ローン】変動金利と固定金利は今後どうなる?
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今週放送の動画をご紹介
FM76.7MHzフラワーラジオ にて毎週放送!
レギュラー番組:『不動産せんせい田中の教えて!不動産の知恵袋』
第466-1回目 (2023年8月03日放送分 前半)となります。
今回の話題
月イチレギュラー塩澤崇氏は今回で(レギュラー)卒業です
FM鴻巣フラワーラジオ
不動産せんせい田中の『教えて!不動産の知恵袋』
皆さま、こんにちは。
本日は番組MCのフジコさんが急遽お休みになってしまいましたので、ピンチヒッターとして私サッシーがMCをさせていただきます。
本日も宜しくお願いします!
本日は、月イチレギュラーの『モゲ澤先生』こと、住宅ローン比較サービス『モゲチェック』 を運営している株式会社MFSの取締役COOの塩澤崇先生にお越しいただきました。
塩澤 崇(しおざわ たかし)さん プロフィール
■ 塩澤 崇(しおざわ たかし)
株式会社 MFS 取締役COO
略歴
2006年 | 東京大学大学院情報理工学系研究科修了(専攻:数理情報学) |
---|---|
2006年 | モルガン・スタンレー証券株式会社にて住宅ローン証券化ビジネスに参画。 モーゲージバンクの設立やマーケティング戦略立案、当局対応を担当。 |
2009年 | ボストン・コンサルティング・グループ入社。 メガバンク・証券・生保の国内営業戦略・アジア進出ロードマップ等の経営コンサルティングに従事 |
2015年 | 9月よりMFS取締役COO |
塩澤 崇 紹介ページ – モゲチェック
塩澤さんには、毎月、大手町から鴻巣市のフラワーラジオのスタジオにお越し頂いて、月イチレギュラー『モゲ澤先生』として、ご出演いただいておりました。
この度、本業のモゲチェックのお仕事に専念するため、今回(2023/08/03 出演回)で月イチレギュラーを卒業することになりました。
モゲ澤先生からのご挨拶
この度、月1レギュラーから降りることになりました。
この番組で皆さんと住宅ローンのお話をさせていただいて、本当にもうすごく楽しくて、毎回いろんなユーザーから反応があったりとかして・・・。
加えて、金利がこの1年間大きく動いたじゃないですか。
そうした中、どう考えればいいのか、しっかりと情報発信できる機会をいただけたっていうのは、本当に私にとってもすごく宝というか・・・
貴重な経験でした。
月イチレギュラーではなくなりますが、今後も、お時間ができれば、ぜひスポットでご出演ください。
よろしくお願いします!
今回のテーマ
『日銀の金融政策決定会合の結果 住宅ローン固定金利は上昇する!』
それでは、本題に入りたいと思います。
本日は、どんなお話をいただけるのでしょうか?
本日は
『日銀の金融政策決定会合の結果 住宅ローン固定金利は上昇する!』
というテーマでお話ししていきます。
まずは、8月に入りましたので、
今月の固定金利と変動金利のそれぞれのベスト5を発表します。
モゲ澤先生お願いします!
承知しました。
モゲチェックの金利ランキングをもとに発表させて頂きます。
- ・借入希望額:4,000万円
- ・自己資金:0円
- ・年齢:40歳
- ・東京都内
という条件での金利ランキングです。
その他の条件での金利ランキングを知りたいという人は、モゲチェックのWEBサイト内 で希望条件を変更して調べられます。
ぜひ、そちらもご覧ください。
それでは、固定金利BEST5です。
2023年8月 住宅ローン固定金利ベスト5
- 第1位 常陽銀行:1.290%
- 第2位 りそな銀行:1.295%
- 第3位 住信SBIネット銀行:1.360%
- 第3位 ARUHI:1.360%
- 第5位 三菱UFJ銀行:1.430%
先月に引き続き常陽銀行は固定金利に強いですね。
そうですねー。
2023年8月 住宅ローン変動金利ベスト5
- 第1位 SBI新生銀行:0.290%
- 第2位 auじぶん銀行:0.319%
- 第2位 PayPay銀行:0.319%
- 第3位 SBIマネープラザ:0.320%
- 第3位 住信SBIネット銀行:0.320%
今月は、SBI新生銀行が攻めてきましたね。
はい!
今月の第1位は、不動の王者auじぶん銀行を追い越してSBI新生銀行です。
金利0.29%は安いですね〜。
団信の価値を踏まえた実質金利ではauじぶん銀行が1位ですが、とにかく金利が安いローンを選びたい方にはSBI新生銀行も十分オススメです!
質問:YCCが修正され、住宅ローン金利にどのような影響がありますか?
それでは、サッシーさん。
リスナーさんから、今回のテーマに関連した質問を頂いているので、ご紹介お願いします。
承知しました。
ラジオネーム:ダックスさんからのご質問です。
■リスナー様からのご質問
みなさんこんにちは!
いつも楽しくYouTube視聴しています。
日銀の金融政策決定会合でイールドカーブコントロールが修正されたということですが、住宅ローン金利にどのような影響がありますか?
ラジオネーム:ダックスさんからのご質問
ラジオネーム:ダックスさん。
ご質問ありがとうございます。
それでは、モゲ澤先生、詳しく教えてください。
承知しました!
YCC修正による金利への影響
報道の通り、7月の金融政策決定会合ではYCCが修正されました。
従来は0.5%までとなっていた長期金利の上限が、1%に緩和されました。
0.5%〜1%の間は経済情勢次第では上昇を認めるというものです。
日銀は現在の経済状況であれば長期金利は0.5%程度と考えていますので、大きく金利が高騰することは無いと思います。
経済が上向けばそれに応じて長期金利も上昇すると考えられます。
修正を行った理由は今後の物価上昇に対応するためです。
日銀は、2023年度は物価2.5%程度の上昇を予想していますが、2024年度は1.9%、2025年度は1.6%と下がると見立てています。
もし、経済が好況となり、この下落予想が外れて物価が高止まりした場合、長期金利を0.5%以下に抑えつける低金利政策はやり過ぎとなりかねないです。
そうした事態も見越した上で、事前に対策を打ったようです。
なお、
このYCC修正を利上げと捉える人も一部いらっしゃるようですが、そうではないと考えています。
YCCの枠組みは維持されていますし、植田総裁も「YCCを続けるための措置」と強調しています。
さらに、「マイナス金利解除までだいぶ距離がある。」とも発言しています。
変動金利を借りている方は不安になるかも知れませんが、慌てないことが大事です。
以前にもお伝えした通り『資産運用』これをしっかりとやりましょう。
なるほど。
勉強になります。
まとめ:固定金利は上昇する可能性 変動金利はしばらく上昇しない
今回のお話をまとめますと、
日銀の金融政策決定会合でイールドカーブコントロールが修正されたことにより・・・
- ・固定金利は上昇する可能性が高まった。
- ・変動金利はしばらく上昇しない。
ということですね。
仰るとおりです!
固定金利が上昇すると「変動金利も上昇するのでは?」と不安になるかもしれません。
しかし、変動金利と固定金利が決まる仕組みは違うので、固定金利が上昇したからと言って変動金利も上がるわけではありません。
物価と賃金が持続的に上昇しなければ、日銀は政策金利を利上げすることが出来ません。
日本の景気が本格的に良くなって、経済の好循環が実現されなければ変動金利は上昇しません。
ということですね。
そういうことです。
モゲ澤先生、
今回も大変勉強になりました。
モゲ澤先生。
田中先生、ありがとう御座いました。
FM鴻巣フラワーラジオ『不動産せんせい田中の教えて!不動産の知恵袋』
次回も宜しくお願いします。
【住宅ローン】変動金利と固定金利は今後どうなる?
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