【欠陥住宅】今増えている新築住宅の結露とカビ問題

【欠陥住宅】今増えている新築住宅の結露とカビ問題

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FM76.7MHzフラワーラジオ にて毎週放送!
レギュラー番組:『不動産せんせい田中の教えて!不動産の知恵袋』
第465-2回目 (2023年7月27日放送分 後半)となります。

今回の話題

今増えている新築住宅の結露とカビ問題



今回のテーマ『今、増えている、新築住宅のカビ問題!』

サムネイル-MCサッシー
サッシー

フラワーラジオ FM鴻巣フラワーラジオ
不動産せんせい田中の『教えて!不動産の知恵袋』

皆さま、こんにちは。
本日は番組MCフジコさんがお休みですので、引き続き、ピンチヒッター・サッシーがMCをさせて頂きます。

番組後半も宜しくお願い致します。

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田中

はい!
よろしくお願いします。

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サッシー

早速ですが、田中先生!
後半は、どんなお話をいただけるのでしょうか?

サムネイル-田中
田中

前半は、日本が熱帯化すると『陽当良好=いい物件』では、なくなるというお話をしましたが、
後半は、それに関連したお話で
『今、増えている、新築住宅のカビ問題!』
というテーマでお話をしていきます。

カビイメージ2
サムネイル-MCサッシー
サッシー

新築住宅なのにカビが生えるのですか!?

サムネイル-田中
田中

暑くて湿度が高い時期になると、住宅のカビ問題について相談を受ける機会が増えます。

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サッシー

それでは、田中先生。
『新築住宅のカビ問題』
ぜひ、教えてください。

サムネイル-田中
田中

承知しました!


相談:省エネ性能が良い家のはずですが、室内でカビが発生して困ってます

サムネイル-田中
田中

それでは、サッシーさん。
リスナーさんから関連したご相談を頂いているので、紹介お願いします。

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サッシー

承知しました。
ラジオネーム:とても困ってます さん からのご質問です。

リスナー様からの相談

田中先生、こんにちは。
私は、兵庫県内で注文住宅を新築して4月に引っ越しました。

ZEH(ゼッチ)で省エネ性能が良い家のはずですが、室内でカビが発生して困ってます。

床下を見たら結露していました。
ハウスメーカーにも見てもらいましたが、「完成したばかりだから、最初は湿気があるが、換気システムが働いているから時間が経てば乾燥するから、しばらく様子を観て欲しい。」
と言われてしまいました。

梅雨明けしましたが、常にエアコンで除湿しないと部屋がカビ臭くなります。
カビと関係があるかわかりませんが、最近は、家の中に居ると咳き込みます。

このまま様子をみていて大丈夫なのでしょうか?
田中先生のご意見を教えて頂きたく思いご相談差し上げました。
宜しくお願いします。

ラジオネーム:とても困ってます さんからのご質問

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田中

ラジオネーム:とても困っています さん。
ご相談ありがとうございます。

断熱性能と床下の結露やカビは、あまり関係ない

サムネイル-田中
田中

今回のご相談者様の家のように、最近は、ZEH(ゼッチ)断熱等級5など、省エネ性能が高い家が急速に増えてきました。

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サッシー

なぜ、省エネ性能が高い家が急速に増えてきたのですか?

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田中

それは、国の方針でもあるからです。

国は、省エネ性能が高い家を普及させるために、
『ZEHや断熱等級5、一時エネルギー消費量等級6の新築を建てれば、こどもエコすまい支援事業給付金として100万円あげますよ~。』
という感じで大判ぶるまいをしています。

省エネ性能が高い新築であれば、住宅ローン控除の条件が良くなります。
同じ新築を購入するのであれば、ユーザーは、省エネ性能が高い家を選びますので、ビルダーはそのような家を建てようとします。

と言っても、
新築の建売住宅では、費用対効果の問題で、完全には普及していないのが実情です。

こどもエコすまい支援事業給付金についての解説はこちら↓

【こどもエコすまい支援事業】補助金100万円がもらえる制度を解説

サムネイル-MCサッシー
サッシー

なるほど。
ですが・・・断熱性能が高くなれば、結露とかカビとかは発生しないんじゃないですか?

サムネイル-田中
田中

普通、そういう風に思ってしまうでしょ?

実は、そうでもないんですよ。
断熱性能と、床下の結露やカビというのは、あまり関係ないのです。

サムネイル-MCサッシー
サッシー

どういうことですか??

サムネイル-田中
田中

今まで住宅の床下は、基礎パッキン工法と言って、基礎と土台の間に隙間を作って、床下全体に自然に風が抜けるようにして造っていました。

床下には、夏は暑くて湿気のある空気が入ってきて、冬は乾燥した冷たい空気が入って来ます。
要するに、床下は、外気と同じ扱いになります。

そのため、床下(フローリングの裏側)には、断熱材が施工されています。
これを床断熱と言います。

床断熱と基礎断熱の解説はこちらです↓

【アーネストワンの仕様変更】『床断熱』から『基礎断熱』に変更されたメリットとデメリット

サムネイル-田中
田中

一方、省エネ性能が高い近年の床下は、基礎断熱工法と言って、基礎と土台の間には隙間を作らず密閉して、床下は外気と遮断されます。
そのため、床下は、室内と同じ扱いになります。
床下に断熱材はなく、基礎の周囲の内側に断熱材を施工します。

サムネイル-MCサッシー
サッシー

床下断熱と基礎断熱は、やはり基礎断熱の方が良いのですか?

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田中

正直、一長一短があります。

ご質問者様の家は、ZEHの注文住宅ということですので、恐らく、基礎断熱だと思います。

確かに基礎断熱の方が床下を完全に密閉しているので、適切に施工してあれば断熱性能が高いです。
ただし、基礎断熱では床下全体に自然に風が抜けることはありません。
換気扇を使って、機械的に通気する必要があります。

引渡し前に電気が通っていない段階では、床下の通気が取れていません。
タイミングによっては、引渡し前から結露とカビが発生していることがあります。

確かに、相談者様がハウスメーカーさんから言われた通り、あとから換気することで結露が解消されることはあります。
ですが、既に発生してしまったカビを放置するのは健康上良くありません。
何らかの方法でカビを除去した方が良いでしょう。

施工不良の可能性

サムネイル-田中
田中

・・・しかし『4月に引渡しされて、梅雨明けした現時点でも結露とカビが酷い。』というのは、やはり施工不良を疑ってしまいます。

例えば、換気扇と床のガラリ(通気口)が当初の計画通りに機能していない可能性があります。

それ以外の原因としては、基礎周囲の内側の断熱材が適切に施工されていない可能性も考えられます。

いずれにしても、床下に結露があって、カビが発生しているというのは異常事態です。
住宅診断の専門家に診てもらい、適切に対応してもらう必要があると思います。

床面通気グリル

床面通気グリル(ガラリ)

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サッシー

なるほど。
『基礎断熱は電気が止まると、換気が出来なく結露する可能性がある。』
ということですね。

サムネイル-田中
田中

そういうことです。

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サッシー

それでは、基礎パッキン工法の自然換気なら床下は結露しないんですか?

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田中

基礎パッキン工法の方が結露し難いかもしれませんが、絶対ではありません。

一般的な新築の建売住宅では、この基礎パッキン工法が採用されています。
しかし、それでも床下の結露を何度も発見したことがあります。

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サッシー

そうなんですね。
どうして結露が発生するのですか?

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田中

基礎の外部の立上りは、コンクリートの打ちっぱなしのままだと見た目が綺麗ではありません。
そのため、表面をモルタルで左官仕上げします。

基礎モルタル左官仕上げ 通気部分

基礎モルタル左官仕上げ 通気部分

左官仕上げをするときに左官屋さんのミスで、基礎パッキンの通気部分までモルタルで埋めてしまうと、基礎の自然通気を妨げられてしまうのです。
そのような新築が結構あります。

ゼロシステムズで住宅診断をする場合、必ず基礎パッキンの通気部分もチェックします。
もし欠陥を発見した場合は、売主に是正依頼をして、改善してから引渡しされます。

住宅診断されていない物件を後から診断して、それ(基礎パッキン埋め)が原因で、床下が結露とカビだらけになっている物件を何度も見たことがあります。

基礎パッキン工法で、床下に断熱材が施工されていなかったため、室内と床下の温度差で結露が発生している。という欠陥も発見したことがあります。

床下基礎パッキンの通気口

床下基礎パッキンの通気口

通気口が塞がれた基礎パッキン

通気口が塞がれた基礎パッキン

サムネイル-MCサッシー
サッシー

怖いですね。


関連ニュース:壁一面に広がる不気味な黒いシミ

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田中

これに関連したニュース記事がありましたので、ご紹介お願いします。

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サッシー

承知しました。
2023年7月23日付のCBCテレビの記事ですね。

夢のマイホームがまさかの“欠陥住宅” 壁一面に広がる不気味な黒いシミ 土台部分の鉄筋は切断 住宅Gメンは「地震来たら崩れる」 CBCテレビ

人生最大の買い物に潜む落とし穴「欠陥住宅」。

壁のひび割れに黒カビ、基礎の鉄筋も切断され、建築基準法違反も重なったありえない欠陥住宅、その実態に迫ります。

何千万円もかけたマイホームに欠陥なんてあるはずがない。
そう信じたいのはヤマヤマですが、国に寄せられる相談件数はこの20年で7倍になり、今や年間3万件を超えています。

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田中

ありがとうございます。

この記事は、4年前に完成した木造住宅が、外壁から雨水が進入してカビが生えたりしているにもかかわらず、ビルダー側は認めず、ユーザー側が困っている。
注文住宅で適切に施工されていれば良い家なのに、適切に施工する知識がある人材が不足しているため、このような欠陥住宅が後を絶たないという記事でした。
とても興味深い内容ですので、ぜひ原文もご覧ください。

『今の時代に、数千万円もする新築住宅で欠陥住宅なんてない。』と思う人も多いと思います。

しかし、住宅診断をしている私達からすると、『何も問題がない新築の方が珍しい。』という感覚です。

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サッシー

何らかの欠陥があるものと考えた方が良いと言う意味ですか?

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田中

そのとおりです。


まとめ

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田中

今回のお話をまとめますと・・・

省エネ性能や耐震性能が高い新築であると謳っていても、結局のところ住宅は現場で人が造るものです。
作業ミスなどが原因で、欠陥は発生します。

世界的な温暖化が進むと、日本は熱帯化して高温多湿になります。
そのような環境下では、適切に施工されていない新築では、結露やカビが発生しやすくなります。

家を買うときには、必ず専門家に住宅診断をしてもらってから契約すべきだと考えます。

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サッシー

なるほど。
住宅診断してから契約することは、基本なんですね。

田中先生、ありがとう御座いました。

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田中

ありがとう御座いました。

サムネイル-MCサッシー
サッシー

田中先生、ありがとう御座いました。

FM鴻巣フラワーラジオ『不動産せんせい田中の教えて!不動産の知恵袋』
次回も宜しくお願いします。


今増えている新築住宅の結露とカビ問題



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