築30年でもベストコンディション!長持ち修繕のポイント

【建売住宅】一戸建てを長持ちさせる修繕費用・タイミング・ポイントを解説

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第510-3 (2024年7月11日放送分 その③) となります。



今回のテーマ『築30年でもベストコンディション!長持ち修繕のポイント』

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フジコ

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不動産せんせい田中の『教えて!不動産の知恵袋』

不動産せんせい田中の教えて不動産の知恵袋!
それでは田中先生、次のテーマをお願いします。

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田中

承知しました。

次のテーマは
『築30年でもベストコンディション!長持ち修繕のポイント』というお話です。

私がこの業界に入った30年前は、「建売住宅は30年で建替え時期がくる」と言われていました。

しかし、先日、私のYouTubeを見て、30年前に私から新築を購入したお客様から「今でも大切に住んでいるよ~」と連絡がありました。 近くを通りかかったときに拝見しましたが、外壁塗装などのメンテナンスをしっかりしていて、築30年でも雨漏りや腐食は一切なく、とても綺麗な状態でした。

お客様は当時30歳で、今は60歳です。「100歳まで住み続ける」と言ってくれました。 当時の建売住宅であっても、新築時に適切に施工されていて、購入後も適切に修繕されていれば長持ちするものだと、確信できました。

そこでリスナーさんから「長く快適に住み続ける為にどうしたら良いか?」との質問をいただいているので、フジコさんご紹介お願いします。

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フジコ

承知しました。
ラジオネーム:甲斐 さんからの質問です。

質問:どのような修繕をどのようなタイミングで行えばベストですか?

田中先生、フジコさんこんにちは。

私は、昨年、ゼロシステムズさんにお世話になって建売住宅を購入しました。 しっかりと、住宅診断をしていただいたおかげで、不具合も一切なく、非常に満足しています。 購入後に恐縮ですが、質問させてください。

この家を長持ちさせるためには、どのような修繕を、どのようなタイミングで行えばベストなのでしょうか? せっかく購入した家なので、できるだけ快適に長く住みたいと思っています。

ぜひ、YouTubeでアドバイス頂けたら嬉しいです。

ラジオネーム:甲斐 さん からのコメント

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田中

ラジオネーム:甲斐 さん。
質問ありがとうございます。
その節は、ありがとう御座いました。


長持ちさせるための修繕とタイミング

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田中

30年前に私の仲介で購入したお客様の、実際の修繕履歴を参考にしながら、家を長持ちさせるための修繕内容とタイミングについてお話します。

まずは、30年前の高耐久仕様と現代の仕様の違いを見てみます。

30年前と現代の建物仕様の違い

510-3_耐久仕様
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田中

これ以外にも、断熱材の充填状況なども今の建売住宅は、省エネ性能が高くなっています。

修繕内容とタイミング

■外壁塗装など
510-3_外壁塗装
サムネイル-田中
田中

外壁と屋根の塗装は、30年の間に2回塗装しているそうです。
1年目の塗装は、築11年目。
2回目の塗装は、築21年目に行なったとのことです。

おおよそ10年周期で塗装しているので来年くらいに3回目の塗装をする予定しているそうです。
塗装箇所は、外壁、屋根、軒裏、雨樋と雨戸の戸袋もしっかり塗装されていました。
外壁がモルタルの場合は、やはり、こまめな塗装が大切です。
ポイントは屋根のスレートもしっかり塗装することで、劣化の進展を防いで長持ちさせています。

■シロアリ対策など
510-3_シロアリ対策
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田中

シロアリの防蟻塗装も、同じタイミングで行っています。今までシロアリの被害はないとのことです。

また、20年前に在来工法のタイル張りの浴室を、システムバスルームにリフォームしたとのことです。

排水管清掃は、今まで行ったことは無いそうです。普段から油脂分は流さないように気を付けていて、今まで詰まったことは無いとのことです。

■給湯器などの設備
510-3_給湯器
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田中

それ以外には、給湯器が今まで2回壊れて交換したそうです。 給湯器の寿命は、おおよそ10年~15年ですので、想定の範囲内のようです。 エアコン、洗浄便座なども15年くらいで壊れます。

築30年となると、そのような機械設備の2回目の交換時期がきますね。

■キッチン周り
510-3_キッチン
サムネイル-田中
田中

キッチン、換気扇、洗面台などは、築30年目でも壊れず、そのまま使用できているとのことです。 ですが、「故障はしていないけど古くなったので、そろそろ交換したい」と、おっしゃっていました。

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フジコ

そのまま使い続けても良いですけど、現代の新しい設備に交換すれば、ちょっとしたリフォームのようで気分転換にもなりますね。


まとめ

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田中

  • ・外壁 / 屋根 / 雨どいの塗装 / シロアリの防蟻措置 は、10年周期で行うと、築30年でも建物として非常に良いコンディションを保つことができる。
  • ・給湯器 / エアコン / 洗浄便座 などの機械設備は、15年程度で故障するので、そのタイミングで交換が必要。
  • ・キッチン / 換気扇 / 洗面台 は、築30年でも使えるが、古いので交換したい。
以上が、建売住宅を30年間綺麗に維持している人の修繕履歴です。

物価高騰を考慮しないで考えると・・・

  • ・10年ごとの塗装、シロアリの防蟻措置の修繕費用は、1回あたり150万円くらいですので、30年で450万円くらい。
  • ・給湯器の交換は、1回あたり15万円なので、30年で30万円くらい。
  • ・エアコンは、LDKで25万円、各居室10万円とすると、全体で55万円。30年で2回交換すると110万円。
色々合わせると、30年で700万円~800万円は、現状維持のための修繕費用は必要です。

外壁塗装などのメンテナンスだけであれば、月々1万円ちょっとの積立で間に合います。
しかし、エアコンや給湯器などの交換に備えるなら、月々2万円くらいの積立が必要でしょう。

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フジコ

補修の為に、計画的に積み立てておけば安心ですね。
せっかく買った家ですから、長く住みたいですよね。

サムネイル-MCフジコ
フジコ

田中せんせい。ありがとう御座いました。
不動産せんせい田中の【教えて不動産の知恵袋】
次回もお楽しみに!

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