築1年 アーネストワンの新築 ( 建売住宅 )が震度4の地震で損傷 ~ 欠陥住宅 ? 保証は?
本日は、令和元年12月築の アーネストワン の 新築 ( 建売住宅 ) が震度4の地震で外壁材が損傷したとのことで 建物診断 をするため福島県に来ました。
破損の原因は、地震による揺れで架線が引っ張られてしまったようです。
建物側の金物が下地部分に固定していない 欠陥住宅 かと思い金物を直接手で揺さぶって固定状況を確認しました。
しかし、金物にガタつきはなく下地部分に固定されているようで、施工不良は確認できませんでした。
恐らく、地震で電線が大きく揺れて、外壁材の下地ごと引っ張ってしまい破損に至った様子です。
既に アーネストワン による応急処置が済んでおりましたが、まだ、 アーネストワン から本修理の連絡がなく目処が立たないとのことです。
雨水侵入がないかを非破壊検査で確認
入居者としては、外壁破損部分からの雨水侵入が心配とのことですので、周囲に雨水が侵入していないかを赤外線サーモグラフィーと含水率測定器を使って建物診断いたしました。
今のところ雨水侵入の形跡は有りませんでしたが、入居者の気持ちになると アーネストワン に早く修理して頂きたいです。
有償修理がという アーネストワン の見解
なお、震度4程度の揺れであっても地震による破損は、保証対象外となり無償でなく有償修理になると アーネストワン 側の見解です。
確かにアフターサービス基準書(保証書)には、地震は免責と記載はありますので、 アーネストワン 側の見解は間違いではありません。
ただ、 アーネストワン のCMでは、地震に強い家ということを謳っているのですから、震度4程度での損傷は無償で修理して頂きたい!というのが消費者側の本音でしょうね。
今に始まったことではありませんが アーネストワン は、建築工期と販売に関してはスピーディーですが、アフターサービスの対応は決して良いとは言えません。
ただ、私は、消費者側の気持ちだけでなく、売主側の事情の両方が分かります。
売主側の事情とは、ローコスト 新築 住宅 は、物件の原価を極限まで安くするために、十分なアフターサービスを実施するための予算が、そもそも価格に折り込まれていないということです。
今後、消費者側は、そのあたりも含めてローコスト 建売住宅 というものを理解して購入する必要があると改めて感じました。