【住宅ローン返済】 銀行審査が通っても安全のお墨付きではない!無謀な借入額を勧める不動産業者の手口!破綻リスク増!
【住宅ローン返済】 銀行審査が通っても安全のお墨付きではない!無謀な借入額を勧める不動産業者の手口!破綻リスク増!
今回のテーマ『住宅ローンで破綻する人が増加』
今回のテーマは
『住宅ローンで破綻する人が増加』
と言う事で田中先生、今回も深掘り解説お願いします!
かしこまりました。
最近、金利が上昇してきましたからね。
これから住宅ローンを組もうと考えている人だけではなく、既に、ローンを組んでいる人は、今後の返済について心配になりますよね。
そうですよね。
そこで、今日はこんな感じで進めます。
※記事は原稿を元に要約しております。そのため、言い回しなど本編動画と異なる部分がございます。
質問:こんなローン組んで大丈夫?
まずは「こんなローンを組んでも大丈夫?」という事で、視聴者さんからのご質問を紹介します。
視聴者様からのご質問
田中先生、中島さん、こんにちは。
以前からチャンネル登録をしてかかさず拝見しています。
夫婦共働きなのでペアローンで新築マンションの購入を検討しています。
借入額は2人合わせて1億円で、世帯年収の8倍を超えていますが、銀行の事前審査は通ってしまいました。
ただ、月々の返済額は、26万円、管理費などで3万円、もろもろ合わせると毎月30万円くらいはかかる予定で、今の家賃は、15万円ですので、購入後の家計に不安があります。
マンションの営業の人からは、下記の3点を言われて購入を勧められています。
- 1.「勤め先が公務員とプライム上場企業なので安定しているから将来の返済には問題ない」
- 2.「銀行審査が通ったと言う事は、返済に問題がないという銀行からのお墨付きが出たのと同じだから大丈夫」
- 3.「もし、返済が大変になったら、マンションは値上りしているから、いざという時は売却すれば問題ない」
確かに、そうなのかな・・・と理屈では理解できますが、気持ち的には不安があります。
年収の8倍の住宅ローンを組むというのは、大丈夫なのでしょうか?
田中先生からアドバイスをいただければと思い質問しました。
トヨさん からのご質問
トヨさん。
ご質問ありがとうございます。
世帯年収の8倍はきつい
ペアローンで世帯年収の8倍は結構きついと思います。
片方の年収を考慮しないで年収の8倍であれば、いざと言う時には奥さんに働いて貰うなど、まだ余力があると思うんです。
銀行は、お金を貸して収益を求める一企業ですので、ユーザーの属性が良ければ最大限の融資をする方向で審査をします。銀行の審査はあくまでも数値上の審査ですので、『お墨付き』ではありません。
営業マンや銀行の判断ではなく、最後はご自身の判断になります。
それを踏まえたうえで私の意見をお話すると、以下の5つが安全な住宅ローンを組むうえでの判断基準になります。
■安全住宅ローンの判断基準
・収入の持続可能性
・購入後に積立貯蓄できるか?
・今まで積立貯蓄をしてきたか?
・どちらかの収入が途絶えても返済可能か?
・生活習慣に問題がないか?
① 収入の持続可能性
1つ目『収入の持続可能性』です。
これは勤め先の規模や年齢によって変わってきます。
この部分は銀行の住宅ローン審査でも見られる部分なので、銀行にお任せして良いと思います。
なるほど。
② 購入後に積立貯蓄できるか?
2つ目は『購入後も将来の為に積立貯蓄できるか?』と言う事。
購入後も貯蓄ができるか否かです。
これはもう、将来を考えると大切なことですね。
③ 今まで積立貯蓄をしてきたか?
3つ目は『今まで積立貯蓄をしてきたか?』
これは過去の実績の話になってきます。
今まで積立貯蓄してこなかった人が、住宅ローンを組んでから急に積立貯蓄ができるのか?疑問に感じるところです。
「これから積立貯蓄をする」と言っても、過去に貯蓄をしてきた実績が無い人は要注意ですね。
そう言う事なんです。
④ どちらかの収入が途絶えても返済可能か?
そして4つ目が『どちらかが仕事を辞めても返済は可能か?』と言う事。
辞めるつもりはなくても、人生何が起こるかわかりません。
何らかの事情により、片方の収入が無くなった場合でも支払ができる、余裕を持った返済計画にする事が大切です。
ペアローンなら借入可能額が増えるけど、リスクも増えると言う事ですね。
そういうことです。
■夫婦連生団信とは
最近では『夫婦連生団信』を選べる住宅ローンも増えています。
『夫婦連生団信』とは何ですか?
通常、ペアローンで組んだ場合、夫婦それぞれで住宅ローンを組んで、それぞれに対しての団信に入ります。
どちらかがお亡くなりになった(もしくは高度障害)場合、その方の債務が団信で完済される制度です。
もう一方の方の債務は残り、返済を続けていく必要があります。
夫婦連生団信は、どちらかがお亡くなりになった場合は、両方の債務が団信で支払われて、債務が無くなるという団信なんです。
夫婦連生団信には、0.2%程度の金利を上乗せする事で入れます。
それならペアローンでも安心ですね。
安心ですね。
ただし、どちらかが亡くなった場合や、高度障害になってしまった場合にしか適用されません。
なるほど。
どちらにしても、余裕をもった返済計画が大切ですね。
夫婦連生団信
・どちらかがお亡くなり(もしくは高度障害)になった場合 両方の債務が団信で支払われて、債務が無くなる
・夫婦連生団信には 0.2%程度の金利を上乗せする事で入れる
⑤ 生活習慣に問題が無いか?
最後5つ目が『生活習慣に問題が無いか?』と言う事。
暴飲暴食もそうですが、ここでは金銭感覚についての生活習慣を取り上げます。
金遣いが荒い人はヤバそうですね。
そうなんです。
自身の収入や資産以上のお金を使う人は要注意です。
自分だけでなく、銀行の審査でも気づかない落とし穴みたいなところですね。
そうなんですよね。
その人のお金の使い方までは分からないです。
住宅ローン破綻チェッカーについて
続いては『住宅ローン破綻チェッカー』についてです。
田中先生、これはどのような物なのでしょうか?
『住宅ローン破綻チェッカー』は、既に住宅ローンを組んでいる、または、これから組もうとしている方が、将来住宅ローンで破綻する可能性を、ご自身で簡単にチェックできるチェッカーです。
これから住宅ローンを組もうと検討している人は、一度は試して欲しいですね。
そうなんですよ。
それでは、早速ためしてみましょう!
住宅ローン破綻チェッカーの使い方
該当箇所から再生します
『住宅ローン破綻チェッカー』 の使い方は動画の解説をご確認ください。
『住宅ローン破綻チェッカー』の使い方は、こんな感じです。
ぜひ皆さまも『住宅ローン破綻チェッカー』を試してみてください。
破綻しないためには
それでは最後に『住宅ローンで破綻しないために』どのようなことに注意して、住宅ローンを組めば良いのでしょうか?
はい。
一般的に「無理のない返済計画が大切」と言われますが、その『無理のない返済』は人によって違いますよね。
確かにそうですね。
みんながみんな国家公務員や上場企業だったら良いですが、小規模の会社もありますからね。
そうですね。
それに、先程の『住宅ローン破綻チェッカー』の項目にもありましたが・・・
- ・飲食店で飲酒する機会が多い人
- ・同じ年収でも、積立貯蓄できる人 / できない人
- ・既存の借入れが有る人 / 無い人
これらの項目をチェックして、注意域や危険域にならない借入額に抑えることが、住宅ローンが破綻しないためのリスク管理と言えます。
そもそも、この辺 ↓ にチェックがある人は、住宅ローンを組む前に生活態度を改めた方が良さそうですけどね。
ここにチェックがある人は要注意!
確かに。
住宅ローンが破綻する前に、家庭が破綻しちゃいそうですよね!
確かに!
大変勉強になりました。
今回もありがとうございました!
田中先生ありがとうございました。
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