某大手パワービルダーの新築で断熱材施工不良の欠陥を発見
ゼロシステムズ代表の田中勲です。
今回は、売主名称を伏せさせて頂きます。
本日午前中の住宅診断では、赤外線サーモグラフィによる非破壊検査で壁内の断熱材施工不良の新築を発見しました。
この部分だけ色が違って壁内の筋交い(構造材)がはっきりと確認できます。
数多く住宅診断していると、外壁材の一部分が濃色系ですと太陽光の熱を吸収して、赤外線サーモグラフィでこのように見えることがあります。
しかし、今回の外壁材はホワイト系単色ですので外壁材の色の影響ではありません。
従って、これは断熱材の施工不良を意味しています。
このような壁内の見えない欠陥は、赤外線サーモグラフィなどの非破壊検査の実務経験を重ねなければ発見することは出来ません。
新築であっても、このような断熱材施工不良の欠陥住宅は珍しくありませんので、住宅購入時は注意が必要です。
今回は、内覧時の住宅診断ですので、当然、お客様には、このような物件は購入しないように進言させて頂きました。
私どもで欠陥住宅の新築を発見する確率は、宝くじで1000円が当たる確率よりもはるかに高いです。
ゼロシステムズの住宅診断の内容紹介
著書の紹介
著書:『こんな建売住宅は買うな』幻冬舎