引渡し前に指摘される 不具合箇所 トップ5
~新築一戸建ての建物診断~

こんにちは。
赤外線診断技能師の野方実で御座います。
本日はお引き渡し前に行う3回目の建物診断時に指摘が多い【 不具合箇所 トップ5 】をお話いたします。

建物診断時に指摘が多い 不具合箇所 トップ5

5位:床下にゴミなどの残材

不具合箇所 トップ5 床下にゴミ

キッチンや洗面所の床下点検口を覗くと断熱材やビスなどが散乱している事があります。
徹底して床下の清掃を行っている売主も稀にありますが、そうではない場合が多いです。

個人的には、床下ゴミのチェックが出来ていない → 基礎コンクリートのひび割れや漏水などのチェックも行われていないのでは?と思ってしまいます。



4位:サッシビスの取り付けビスが打たれていない 又はビスの締め付け不良

不具合箇所 トップ4 ビスの締め付け不良

サッシの枠取り付けビスが打たれていないことを多く発見します。
三回目の診断時には、窓やドアの開閉や鍵のかかり具合などと合わせて確認を行います。
尚、お引き渡し後のサッシの鍵や建付不良につきましては売主のアフターサービスで対応となりますが、取り扱い説明書を確認しながらドライバーなどで調整は可能です。



3位:床や階段にボンドなどの汚れ

不具合箇所 トップ3 - ボンドなどの汚れ

建築中に床に貼る養生テープの糊や、フローリングを貼る時に使用するボンドがハウスクリーニング後であっても付着している場合があります。
鏡面仕上げの床やワックスがかかっている床でなければ、メラミンスポンジなどの研磨剤で落とすことは可能なので当社にて事前に清掃しておく事が多いのですが、あまりにも酷い汚れの場合には売主にて対応をお願いしています。



2位:床や建具・クロスなどの傷

不具合箇所 トップ2 - 床のキズ
不具合箇所 トップ2 - 建具のキズ

物件によって傷が多い少ないはありますが、過去に傷がゼロだったことは経験ありません。
職人さんが材料の搬入時などにつけてしまう傷や、建物完成後の内覧時につけてしまった傷など要因は複数御座います。
傷につきましては、お引き渡し後は有償になってしましますので特に注意が必要です。

傷の補修ですが、一般的には部材を交換するのではなく、専門のリペア業者や現場監督が補修を行います。
ぱっと見では補修した場所が何処かわからないですが、仕上がりのレベルはあくまでも売主側の判断となります。

尚、お引き渡し後にご自身でつけてしまった場合、ホームセンターなどで床や建具の色に近いクレヨンやペンを購入しタッチアップして頂ければ目立たなくなります。



1位:クロスのジョイントなどの隙間

不具合箇所 トップ1 - クロスのジョイントの隙間

木造住宅では木が乾燥するとクロスが引っ張られ、ジョイント部や隅の部分に必ず隙間が発生します。
診断時点での隙間は是正して頂きますが、お引き渡し後半年から1年過ぎ頃まではまた発生してくることも御座いますので売主のアフターサービスにて対応して頂くか、ご自身でホームセンターなどで購入できるコークボンドを充填して頂ければきれいに埋まります。

施工不良ではなく、必ず起こる現象サーティーフォー と 一建設 の新築一戸建てを建物診断

 

欠陥や不具合を見逃さないために

3回目の建物診断時には、売主が建物の取り扱い説明と並行して不具合箇所の確認となる為、ゆっくり見ることが出来ず後から不具合箇所を発見しても泣き寝入りなんて事も少なくありません。
ゼロシステムズではそのようなトラブルを未然に防ぐために、一人だけではなく複数人で確認することにより、欠陥や不具合を見逃さないようにしております。

2人でチェックを行ない、不具合箇所の見落としを防ぎます~ ホークワンと東栄住宅の 建物診断


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