【火災保険】いくらの火災保険に入ればいいか?
~保険料節約術と保険選びのポイントと注意点~
【火災保険】いくらの火災保険に入ればいいか?
~保険料節約術と保険選びのポイントと注意点 ゲスト:井口安彦先生~
2回クリックで再生します
YouTubeチャンネル
今週放送の動画をご紹介
FM76.7MHzフラワーラジオ にて毎週放送!
レギュラー番組:『不動産せんせい田中の教えて!不動産の知恵袋』
第425-2回目 (2022年9月15日放送分 後半)となります。
今回の話題
いくらの火災保険に入ればいいか?
~ 保険料節約術と保険選びのポイントと注意点 ゲスト:井口安彦先生 ~
以下は、動画の内容に関連した情報です。
より詳しく知りたい方は、是非動画をご覧ください。
火災保険の専門家 FP井口氏にお話をうかがう
FM鴻巣フラワーラジオ
不動産せんせい田中の【教えて不動産の知恵袋】
後半もよろしくお願いいたします。
田中せんせい。井口先生。
後半もよろしくお願いいたします。
はい。
宜しくお願いします。
後半は、火災保険の専門家であるファイナンシャルプランナーの井口先生に、これから住宅を購入しようと検討している人に向けて、
『火災保険節約術と火災保険選びのポイントや注意点』
について教えていただきます。
お得なサービスを併用すれば何百万円もお得に購入できます
・田中せんせいのゼロシステムズを使って仲介手数料を節約して
・モゲ澤先生のモゲチェックを使って住宅ローン金利を節約して
そして今回の
・井口先生のお話を聞いて火災保険を節約したら・・・
何百万円もお得に住宅を購入できますね!
それでは、井口先生。
火災保険のお話をお願いします!
火災保険選びのポイントと注意点
後半は『火災保険節約術と火災保険選びのポイントや注意点』についてお話させて頂きます。
まず、火災保険選びのポイントと注意点からお話します。
火災保険とひとことで言っても、火事になったら保険金がおりる火災保険だけでなく
- 1.風・雹(ひょう)・雪・災害
- 2.水災
- 3.地震保険
があります。
風・雹・雪・災オプション
1つ目の
『風・雹(ひょう)・雪・災』の火災保険とは、竜巻や台風、雹や雪で家が壊れた場合でも保険金がおりる保険です。
例えば、台風や竜巻で角材が飛んできて、窓ガラスが割れたり、家の壁にぶつかって、壁が壊れたという場合でも保険金がおります。
これから温暖化で超大型の台風などが増えますので、この保険はとても重要だと思います。
風・雹(ひょう)・雪・災の火災保険は、
台風で飛んできた物による被害や屋根瓦の被害
大雪や雹による建物の被害も補償されます。
風雹雪災オプションの保険料
例えば、
- ・木造の新築一戸建て
- ・建物価格1,800万円
- ・地域は埼玉
- ・火災保険+風雹雪災
保険会社によっても金額は異なりますが・・・
10月から保険料が高くなりますので、それで計算すると・・・
例えば
保険会社A社
- 1年払い:6,460円
- 5年一括払い:30,930円前後
保険会社B社
- 1年払い:12,820円
- 5年一括払い:54,490円
保険会社によっても結構違うのですね。
水災オプション
そうですね。
次に、2つ目の『水災』オプションも検討する必要もあります。
床上浸水などの水災で建物が被害にあった場合でも、保険金がおりるオプションです。
ただし、床下浸水だけでは、保険金がおりません。
あくまでも、床上であることが条件です。
ハザードマップで確認しておくこと
床下浸水では保険がおりないのであれば、ハザードマップを見て、床上浸水の可能性が低いエリアなら、この水災のオプションに入る必要はありませんね?
そうですね。
ただ、土砂崩れの被害に合う可能性がある物件では、この水災のオプションに入っておいた方が良いです。
水災のオプションは、床上浸水だけでなく、土砂崩れで部屋に土砂などが入ってきた場合でも、30%以上の損害発生時に限定されますが、この保険金がおりるんです。
30%以上の損害ですか・・・。
仮に1,800万円であれば、540万円以上の損害なら、この保険がつかえるということですね。
そういうことです。
そうなると、洪水や内水だけでなく、土砂災害のハザードマップも注意深く見る必要がありますね。
その通りです。
水害ハザードマップを確認する↓
水害ハザードマップを確認して水害被害に備える~ 水害の可能性がある物件の見極め方 ~
水災のオプションは、床上浸水だけでなく、土砂崩れで部屋に土砂などが入ってきた場合でも補償されます。
※ただし、30%以上の損害発生時に限定されます。
水災オプションの保険料
この水災のオプションに加入すると、保険料はいくらくらいになるのですか?
こちらも保険会社によって異なりますが、先程の保険料に加えて
保険会社A社
-
1年払い:10,230円UP
5年一括払い:48,950円UP
保険会社B社
-
1年払い:12,660円UP
5年一括払い:53,770円UP
保険会社によって、ずいぶん違いますね。
地震保険について
次は、地震保険のお話です。
以前にもお話しましたが、震災級の地震になると、本震というものがあります。
そして、本震から72時間以内に起こった火事は地震が原因の可能性が高いので、基本的に火災保険ではなく地震保険が適用されます。
『地震が原因の火事は火災保険がおりないから、地震保険に入る必要がある。』
ということですね。
地震が原因の火事では火災保険がおりない。
地震保険で対応することになる。
そうです。
ただ、問題は、地震保険は、火災保険の半額までしか下りないということです。
例えば、
1,800万円の火災保険に入っていたとすると、地震保険は、その半額の900万円までしかおりません。
900万円では、建て替えできませんよね?
そうですね。
そのためには、高めの火災保険に入っておいた方がいいです。
例えば、延床面積30坪の新築木造住宅であれば、1,300万円~2,500万円と火災保険評価額には、ある程度の幅があります。
先程の保険会社A社の場合 1,800万円の火災保険で、年払い:6,460円です。
これを仮に 2,000万円にしても、年払い:6,980円です。 その差は、年間でたった520円です。
節約は必要ですが、万一の最に役に立つ保険でなければ意味がありません。
せっかく入るなら、この部分は惜しまず十分な保険に入るべきだと思います。
いざという時に役に立つ物でなければ、保険に入る意味がない。
せっかく入るなら十分な補償を受けられる保険を選ぶべき。
そうですよね。
ちなみに、この場合の地震保険料は、いくら位になるのですか?
地震保険の保険料
地震保険は、どこの保険会社でも保険料は一律で変わりません。
ただ、新築ですと割引が効きますので、
火災保険 1,800万円
地震保険 900万円の場合は、
- 1年払い:33,300円
- 5年一括払い:156,510円
火災保険 2,000万円
地震保険 1,000万円の場合は、
- 1年払い:37,000円
- 5年一括払い:173,900円
そうすると、
- ・2,000万円の火災保険+風雹雪災:1年払い:6,980円
- ・水災オプション:10,710円
- ・地震保険1年払い:37,000円
確かに、10月に入って値上りしましたね。
そうですね。
確かに値上がりしました。
火災保険の保険料を節約するコツ
それでは、この保険料を節約するコツを教えてください。
ハザードマップを確認する
はい。
それにはまず、ハザードマップを確認してください。
ハザードマップで、水害、高潮、土砂災害のリスクがないエリアであれば、水災オプションを排除できます。
水災オプションがなければ
- 1年払い:10,710円
- 5年一括:51,220円
なるほど。
リスクがないエリアであれば必要ないオプションですからね。
節約できますね!
住宅性能評価で耐震等級3の物件を選ぶ
次に物件選びですが、住宅性能評価で耐震等級3であれば、地震保険が半額になります。
通常の新築(2,000万円)であれば、
1年払い:37,000円です。
耐震等級3になると、
1年払い:20,600円になります。
これで年間6,400円、5年一括だと77,300円が節約できます。
住宅性能表示制度を解説します↓
耐震等級3なら地震保険が半額になる– 住宅性能表示制度を解説 –
今後は築年数が古い物件ほど火災保険料が高くなる
あと、これからは築年数が古い物件ほど火災保険料が高くなります。
仮に2,000万円で計算すると保険料は・・・
新築では
- 1年払い:6,980円
- 5年一括払い:33,420円
築20年の中古一戸建てでは
- 1年払い:22,650円
- 5年一括払い:108,360円
中古は新築よりも、
- 1年払い:15,670円
- 5年一括払い:74,940円
複数の保険会社から見積もりをとる
同じ保険内容でも保険会社によって料金に差がある
そうなんですよ。
もし、これから物件を買おうと検討している人は、この辺も考慮して物件を選ぶと火災保険や地震保険を節約できます。
そして、火災保険の節約で最も大切なことは、複数の保険会社から見積もりをとるということです。
同じ保険内容でも、保険会社によって、保険料に高い安いが出てきます。
不動産会社の営業マンに言われるがままの保険だと割高になる可能性がありますよね。
確かにそうですね。
多くの不動産会社は、火災保険の代理店をやってますからね。
水災被害の可能性が低いエリアなのに、フル装備の火災保険を勧めてくるケースも多いようです。
まとめ:火災保険節約術と火災保険選びのポイント
田中
今回のお話をまとめますと
- 1.水災オプションは、ハザードマップをみて必要なければ排除して節約する
- 2.これから物件を買うのであれば耐震等級や築年数なども考慮して選ぶ
- 3.複数の保険会社から見積もりを取る
ただし保険の内容はケチらず十分な補償の保険に加入する。
ということですね?
井口
そういうことです!
田中
井口先生。
今回も、たいへん勉強になりました。
ありがとう御座いました。
MC サッシー
井口先生。
ありがとう御座いました。
ぜひ、また、スタジオにお越しくださいね!
井口
はい。
こちらこそ、ありがとうございました。
ぜひ、また呼んでください。
MC サッシー
【教えて不動産の知恵袋】
来週もお楽しみに!
今回のお話をまとめますと
- 1.水災オプションは、ハザードマップをみて必要なければ排除して節約する
- 2.これから物件を買うのであれば耐震等級や築年数なども考慮して選ぶ
- 3.複数の保険会社から見積もりを取る
ということですね?
そういうことです!
井口先生。
今回も、たいへん勉強になりました。
ありがとう御座いました。
井口先生。
ありがとう御座いました。
ぜひ、また、スタジオにお越しくださいね!
はい。
こちらこそ、ありがとうございました。
ぜひ、また呼んでください。
【教えて不動産の知恵袋】
来週もお楽しみに!
- 住宅ローン比較サイト『モゲチェック』(外部サイト)
- ・新規の借り入れで比較
- ・借り換えで比較