【建売住宅】新築にも欠陥住宅はある!正しい見極め方をズバッと徹底解説!
【建売住宅】新築にも欠陥住宅はある!正しい見極め方をズバッと徹底解説!
建売住宅
建売住宅と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか?
価格が安い、手抜き工事、あっという間に出来上がる。
など、実は、あまりいいイメージを持たれていないことが多いようです。
今回は「建売住宅を購入して後悔した」という事例をもとに、安易に選んではいけない建売住宅について深掘り解説していきます。
今回のテーマ『安易に選ぶな!建売住宅!』
田中先生。
本日もよろしくお願いします。
本日のテーマは
『安易に選ぶな!建売住宅!』
ということですが・・・ゼロシステムズは建売住宅の仲介をしている会社じゃないですか?
そうですね。
ですが、建売住宅は安易に選んではいけません。
建売住宅について、
- 「ヤバい」
- 「施工不良がある」
- 「欠陥がある」
- 「家として40点くらいの出来だ」
昔の建売住宅のイメージは、そういう感じだったと思います。
ですが、もちろん丁寧に施工されている良い物件もありました。
それも感じています!
そこで今回
『建売住宅で、ヤバい物件はどこまでヤバくて、良い物件はどこまで良いのか?』
ということを、不動産業界歴30年以上の大ベテランである田中先生に、ズバリ聞いていこうというお話でございます!
僕も、家を買うということについて日々真剣に考えないと、お客さんにも視聴者さんにも失礼だと思っているんです。
田中先生。
僕のためにも包み隠さず、お話しください!
わかりました!
建売業者さんへの誹謗中傷にならない範囲で話していきます!
よろしくお願いします!
それでは、今回は↓こんな感じ↓で進めて行きます!
※記事は撮影前の原稿を元に要約しております。そのためYouTube動画と内容が異なる部分がございます。
動画を再生しつつ読み進めください。
建売住宅って本当に安全?
まずは視聴者さんから、今回のテーマに関連した質問を頂きましたので、ご紹介します。
3色餃子さんからのご質問です。
質問:安さの裏に落とし穴があるのでしょうか?
田中先生、中島さんこんにちは!
建売の購入を考えており、こちらのチャンネルを見るようになりました。
賃貸住まいの我が家では、子どもが小学校に上がる前に家を買おうと思っていて、最近よくネット検索しています。
注文住宅に憧れはありますが、ローンを考えると少し高いなと思っています。
ただ、建売住宅は価格が安いぶん「なにか裏があるのでは…?」と不安になっています。
ネットで「建売 後悔」などで調べると、
- ・雨漏りがした
- ・収納が少なすぎた
- ・土地の地盤が弱かった
- ・欠陥住宅だった
建売住宅って、値段の安さの裏に、何か大きな落とし穴があるんでしょうか?
本当に買っても安全なものなのか、教えていただけたら嬉しいです。
3色餃子さんからのご質問
3色餃子さん。
ご質問ありがとうございます。
ヤバい建売住宅の遭遇率
さて田中先生。
3色餃子さんのご質問、まさに同感って感じなんですが、こちらどうでしょう?
そうですね。
ご質問にお答えすると……正直、建売住宅の中には、「これはちょっとヤバいぞ…」という物件も確かにあります。
そうなんですね。
割合で言うと何%くらいの遭遇率ですか?
70-80%くらいですかね。
実際に防火違反など違法建築もありますし、建物の設計や構造に無理があるケースも存在します。
安さを優先しすぎた結果、本来必要な工事が省略されてしまっていることもあるんです。
70-80%ですか。
うわぁ…って感じですね。
ただし、全ての建売住宅が悪いわけではありません。
現代の新築でも、欠陥住宅が存在することが、あまり認知されていないことが問題です。
■海外ではホームインスペクション(住宅診断)が一般的
ホームインスペクター(住宅診断の業者さん)も沢山ありますよね。
海外の多くの国では、不動産手続きの際に住宅診断することが当たり前なんです。
買主側が欠陥住宅のリスクを取らないようにするために、とても重要なことなんです。
「70%〜80%くらいは住宅診断する」と書いていらっしゃる方もいます。
■日本でのホームインスペクション普及率
海外では70%〜80%なんですね。
日本の普及率はどれくらいなんですか?
30〜40%だと言われていますが、体感としてはそこまでないような気もします。
なるほど。
ありがとうございます!
100点はあるの?40点の家はどんな感じ?
次は『100点はあるの?40点の家はどんな感じ?』です。
先ほど、僕が見た記事とか動画では「建売の物件の出来は40点くらい」と言っていたと話しましたが、田中先生は「40点の家」と聞いてどんな風に感じますか?
「40点」って聞くとなんか崩れちゃいそうなイメージがありますね。
建売住宅って、高い買い物には違いないと思うんです。
ただ、注文住宅と比べたら、建売住宅の方が安く買えるイメージがあります。
一方で「安かろう悪かろう」なんて声も聞きますよね。
建売住宅『よくある失敗ポイント』
そのイメージはあると思います。
一昔前の建売住宅は欠陥住宅が多かったので、そのイメージはそこからきていると思います。
そこで、建売住宅の「ダメだな〜」と思うところ、つまり『よくある失敗ポイント』を5つご紹介します。
1.間取りや収納が不便すぎる
「収納が少なすぎて生活が回らない」という声はよく聞きます。
- ・パントリーがない
- ・玄関収納が靴1列分しかない
『生活してから気づく収納の数』みたいな話はよくありますね。
建売住宅のコストダウンに何する記事はこちらです↓
【建売住宅】こんな部位までコスト削減!?品質低下と安全性が心配?飯田グループホールディングス&ケイアイスター不動産の実例写真で比較!
2.建築・施工の質が低い
新築建売住宅の壁紙剥がれ
次に施工の問題ですが、
- ・クロスの浮きや剥がれ
- ・床鳴り
- ・雨漏り
新築で雨漏りはやばいですね!
窓枠のビスが取れてしまっている位なら補修できますが、ひどい時は断熱材の施工不良もありますからね。
欠陥住宅の実例を見ながら物件の見極め方を解説します↓
【裏話!不動産業界】建売住宅の闇!新築にもアタリとハズレがある!欠陥住宅の実例を見ながら物件の見極め方を解説!
3.アフターサービスや保証が弱い
アフター対応については、注文住宅と比べると弱いですね。
建売は、契約前なら補修してもらえると思うんですが、購入後は基本的に実費で対応となって、メンテナンス等の対応はしないですよね。
注文住宅と建売住宅のどちらにも言えますが、最悪のケースとして
- 『施工会社がすでに解散していた』
- 『電話してもつながらない』
どこで購入するかは良く検討した方がいいですね。
4.立地条件が悪い
続いては立地に関してです。
- ・車の騒音
- ・治安
- ・学校区
- ・地盤
安い土地には理由があるんですよ。
なるほど…。
近年では『資産性』も重要視されていますから、立地は大事ですね!
そして、立地といえば『みらい価値診断』ですね。
気になるエリアの10年後の資産性を予想できます。
ぜひお試しください!
みらい価値診断 はこちらです↓
5.構造に問題がある
先ほどの断熱材の抜けや雨漏りも、これにあたります。
- ・筋交が無い
- ・金物が無い
- ・柱 / 壁 / 床が傾いている
さきほど、ホームインスペクション(住宅診断)の話がありましたけれど、素人じゃわからないミスはめちゃめちゃ怖いですね!
めちゃめちゃ怖いですよ!
建売住宅の購入でよくある後悔とは?
次は『建売住宅の購入でよくある後悔とは?』です。
田中先生が、購入された方や知り合いから聞いた『購入後によくある後悔』のご紹介お願いします
よくある後悔を紹介
それでは、実際に建売住宅を購入した方の『よくある後悔』を、いくつか具体的にご紹介しますね。
■生活動線の不便さ
まず多いのが『生活動線の不便さ』です。
- ・洗濯機が1階
- ・干す場所が3階のバルコニー
- ・収納がある寝室は1階
確かに家事は毎日のことですからね〜
「キッチンが狭い」とか「もっとこうだったら…」みたいなのは起きそうですね。
■収納不足
次に多いのが『収納不足』です。
特に都心など、狭小住宅で起きるケースですが、「生活してみて初めて気づいた」という声が多いです。
- ・クローゼットの数が足りない
- ・子ども部屋に収納が無い
なんだかんだで物が増えてしまうと「収納欲しい!」ってなりますね。
■設備のグレード
次は『設備のグレード』問題ですね。
建売はコストダウンのために、最低限の設備が使われていることが多いです。
冬場の浴室が寒かったり、換気扇の性能が低かったりします。
なるほど。
以前の動画でもゼロシステムズの野方さんに出演してもらって、『建売のコストダウン』について、実際の写真を用いて紹介してもらいましたね。
他にも、実際にあった失敗ってありますか?
あります。
うちのお客様ではなく聞いた話ですが、
「隣家との距離が近すぎて、カーテンを開けられない」
という問題がありました。
プライバシーの観点からも、隣家と近すぎると嫌ですね。
建売=全部ダメではない!見極めのコツ!
次は『建売=全部ダメではない!見極めのコツ!』です。
ご質問者さんが抱えているお悩みを払拭できるトピックですね!
解説お願いします。
ご質問者さんも不安になっていらっしゃいましたが、建売住宅に対するイメージは以前よりよくなっている印象はあるものの、良いとも言い切れません。
ですが、ちゃんと選べばコスパ良く満足度の高い家を手に入れることは可能です。
『建売住宅=全部ダメ』と思ってしまう方も多いんでしょうね。
質の高い建売を見極めるポイント
建売住宅はコスパ良いことが最大の魅力だと思います。
このコスパの良い、言うなれば質の高い建売を見極めるには、どんなことに注目するべきですか?
ポイントは主に5つあります。
順番に解説していきますね。
1.建築確認申請と検査済証のチェック
まずは建築確認申請と検査済証のチェックです。
検査済証を取得した日付をチェックします。
まず、設計が法的に問題がないかをチェックしてもらうため、国から指定を受けた建築確認検査期間に建築確認申請をしなければなりません。 その検査で法的に問題がない設計であることが確認されると『確認済証』が発行されて、合法的に建築することが可能となります。
建物が完成すると、同じ建築確認検査機関が申請どおりの建物が完成されたかを確認するために現場を見に来ます。
これを『完了検査』と言います。
この検査に合格すると『検査済証』が発行されます。
このとき検査されるのは以下の部分となっています。
- ・申請通りの配置に建築されているか?
- ・申請通りの間取りか?
- ・申請通りの開口部か?
- ・申請通りの斜線制限内であるか?
確認検査証と検査済証が下りた日付を見れば、どれくらいの期間で家が建てられたか確認できます。
建築期間が1~2ヶ月など極端に短い場合は突貫工事の場合があります。
建築期間が1~2ヶ月・・・それはハズレな感じがします。
2.実際の施工状態をチェック(内覧時)
次に、実際の施工状態を内覧時にチェックするのですが、まず玄関の上がり框を見ると、職人さんの腕がわかります。
以前おっしゃっていましたね!
階段の蹴込み板も見ると良いって言ってましたね。
そうです。
他にも、壁紙の貼り方や床の隙間、建具のズレなど『雑な施工』の兆候が見えたら要注意です。
信頼できるホームインスペクターに住宅診断してもらうようにしてください。
そこに関しては、ゼロシステムズは専門分野ですよね。
仲介手数料も住宅診断も無料で行っていますので、諸費用も抑えられます!
住宅購入の際はゼロシステムズも検討してくださると嬉しいです。
もし欠陥のある住宅でも、直すことで、当たりの良物件に化けることはよくあります。
3.周辺環境・立地のリサーチ
次は周辺環境と立地のリサーチです。
平日・休日・昼・夜と複数回訪れて、交通量・治安・音などを体感するのがポイントです。
特に平日は絶対見た方が良いですね。
近所に金属とか木材を加工している町工場みたいな場所って意外とありますよね。
そうですね。
お仕事の都合上、休日に内覧される方が多いですが、平日に稼働する業者さん、あとは平日の方が交通量が実は多いとか、平日の方が1週間の中でも日数的には多いので、平日の内覧はおすすめです。
平日の内覧をお勧めします!
【建売住宅】買付を出したのに買えない‼︎平日内覧がなぜ重要なのか⁉︎
【建売住宅】価格高騰中の新築を内覧するなら平日が最適~内覧するなら何曜日が最適か?~
4.施工会社の実績と評判は関係ない
次に『施工会社の実績と評判は関係ない』です。
関係ないんですか!?
ハウスメーカーや工務店の評価が良いに越したとこはないですが、実際に現場で建物を作るのは大工さんや職人さんです。 口コミや評価で判断するのではなく、一軒一軒建物を見て見極めることが大事です。
たしかに、そうですね。
5.アフターサポートの有無
最後はアフターサポートです。
アフターサポートは購入後の安心材料になります。
ここに飯田グループとホークワン、ケイアイスターの保証期間についてまとめた表があります。
参考にしてみてください。
パワービルダーの保証期間
保証期間が長い方が良いですよね。
保証に頼らずに済むことが一番
ですが、保証に頼らないことが一番良いんです。
そもそも、欠陥住宅問題などで引越し後トラブルにならなければ、保証に頼る必要もありません。
そのためには、物件を購入する前に予めに住宅診断を実施することがポイントなんです。
住宅診断を実施して、ちゃんとした物件を購入することで、後悔しない建売住宅の購入が実現できるのです。
物件の善し悪しを見極めてから購入できれば、失敗は防げますね!
物価も金利も上がっている局面ですからね。
賢くお得に生きていくための知恵をつけていきたいですね。
今回も勉強になりました。
田中先生、ありがとうございました!
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