【欠陥住宅】ハウスメーカーS不動産と裁判中のリスナーの家に行ってきた!
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レギュラー番組:『不動産せんせい田中の教えて!不動産の知恵袋』
第495-1回目 (2024年3月28日放送分 その①)となります。
今回のテーマ『大手ハウスメーカーでも安心できない!現在、裁判中の住宅トラブル』
先日リスナー様から、
「某大手ハウスメーカーで注文住宅を新築して、入居当初から様々な不具合が存在しているにもかかわらず、適切な対応をしてもらえなく、現在も裁判中」という相談をうけました。
そこで今回は、
『大手ハウスメーカーでも安心できない!現在、裁判中の住宅トラブル』
というテーマでお話ししていきます。
それは興味深いですね。
まずは、フジコさん。
リスナーさんからの相談をご紹介お願いします。
承知しました。
ラジオネーム:MANA さんからのご相談です。
数々の欠陥で現在訴訟にまで発展しています
こんにちは。いつも田中先生のYouTubeを見て勉強させていただいております。
私は2014年12月28日に誰もが知っているハウスメーカーと注文住宅の請負契約を締結しました。
その後、引き渡しを受け、数々の欠陥現象に気付き、現在訴訟にまで発展しています。
本来、ハウスメーカーといえば、少し割高ではありますが、欠陥住宅などなく、何かあっても速やかな対応をしてもらえる『安心を買う』というイメージで契約しました。
しかし、現実はそうではなく、この新築は、引渡し当初から不具合を抱えており、いまだにハウスメーカー側からは適切な対応をしてもらえておりません。
現在は、裁判にまで発展し、私どもが引渡し当初から主張している瑕疵については、「除斥(じょせき)期間の経過により、請求権は消滅している。」と主張をしてきました。
判決はまだ出ていませんが、この不条理な経緯、対応をとても受け入れられず、ここで紹介をしていただきたく、ご連絡をさせていただきました。
ラジオネーム:MANA さんからのご相談
ラジオネーム:MANAさん ご相談ありがとう御座います。
相談者様のお宅を見に行ってきました
このお話に非常に興味が湧きましたので、MANAさんのお宅に行ってきました。
実際に見に行ってきたのですね!
MANAさんが、いつからハウスメーカーと揉めているか、これまでの流れを時系列にまとめてみました。
2014年に始まって…今は2024年です。
すでに10年も経っているじゃないですか?
一体、どういうことなんでしょう?
経緯がとても気になります。
分かりやすい問題点を紹介
この家の複数ある問題点のうち、分かりやすい問題点を2つご紹介します。
■外壁のクラック
まず、外壁のクラックです。
これは目立つヒビ割れですね。
そうなんです。
しかも1ヵ所だけでなく、複数箇所にクラックが存在しています。
これは…ちょっと酷いですね。
MANAさんのお話では…
- 引渡し前には、既にこのようなクラックを発見して、
- 補修対応する前提で引渡しを承諾して、
- その後、あまりにも酷い箇所から3度、外壁材の部分張替えをしたが、
- 他の部分については引き続き対応すると約束したにも関わらず、その後、対応してもらえなくなった。
実際に田中先生も、このクラックを見てきたのですか?
はい。現地で見てきました。
クラックスケールを使って、このクラックの太さを確認したところ幅0.6㎜でした。
通常、基礎や外壁材などにヒビが入っている場合、ハウスメーカーは、ひび割れの太さによって保証対象かどうかを判断します。
その基準は、各ハウスメーカーによって異なります。
今回はゼロシステムズとして正式に住宅診断の依頼を受けて現場を検査しに行ったわけではありません。そのため、そこまで突っ込んだ診断はしていません。
このような不具合事象は、ハウスメーカーのアフターサービス基準と照らし合わせて保証対象か否かを判断することになります。
新築当初からこんなにひび割れがあるなんて、欠陥住宅なんじゃないですか?
ハウスメーカー側は、『過去にサイディングを張り直して、その補修をおこなってから除斥期間が過ぎたから、対象外』というスタンスのようです。
しかし、再びクラックが発生しているわけですから、ひび割れが起こる原因を究明して適切是正して欲しいところですよね。
そうですよね。
■階段の照明スイッチの位置
他にも問題点が複数ありました。
わかりやすいものですと階段の照明スイッチ位置の問題です。
これは、どういった問題なのですか?
階段の照明というのは、通常、階段を昇る前にスイッチを押して点けますよね。
だけど、この家のスイッチは、階段を何段か昇ったところ設置されています。
これは、ちょっと変ですね。
階段を昇る前に電気を点けたいのに、そのスイッチが階段の途中にある…?
そうですよね。どうしてこのようになったかは不明です。
施主は引き渡し時にすぐ気が付いたので、ハウスメーカーへ、本来あるべき位置に是正よう、口頭で指摘したそうです。
しかし、何年経っても是正してもらえないとのことです。
口頭での指摘だったからですかねぇ?
酷い対応ですね。
この家は、まだまだ複数の問題点を抱えていました。また機会があったらご紹介させていただきますね。
それにしても酷いですね。
何という名前のハウスメーカーなのですか?
訴訟中の案件なので、ここでは会社名は伏せさせて頂きます。
興味があるかたは、MANAさんのブログ をご覧ください。
興味あります!
まとめ
多くのユーザーは、『名前の通っている有名なハウスメーカーであれば信頼できるし安心』と思っているでしょう。
しかし実際はそうでもありません。
住宅は、一生に一度の買い物です。
注文住宅に限らず、建売住宅を購入するときは専門家に住宅診断をしてもらうことが大切だと、私は常々考えております。
このようなトラブルになって、さぞ大変な思いをされていると思いますが、1日も早くMANAさんに平穏が訪れることを祈るばかりです。
今回の標語
それでは、いつものように五七五の標語にまとめてみます。
お願いします。
ネームバリュー
家の評価に
やくただず
家を造るのは、現場の職人と現場監督の能力次第で大きく変わります。
大手ハウスメーカーであっても、欠陥住宅は存在します。
なるほど。
田中先生。ありがとう御座いました。
不動産せんせい田中の【教えて不動産の知恵袋】
後半も引き続きよろしくお願いします!
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