【2025年!建売不況到来】10年後でも価値が下がり難い郊外の一戸建てエリアの見極め方!
どうする?建売不況!?価値が下落する郊外の一戸建て!
今回のテーマ『どうする建売不況!?価値が下落する郊外の一戸建て』
価値が下落する郊外の一戸建て
今、日本では、人口減少により住宅需要が落ち込んでいます。
その結果、かつてニュータウンと呼ばれていた郊外の住宅地では空家が急増し、多くの物件が売れ残っています。
今後、郊外の一戸建て市場はどうなってしまうのか?
今回は、10年後も価値が下がり難い郊外の一戸建てエリアの見極め方について深掘り解説していきます。
今回のテーマは
『どうする建売不況!?価値が下落する郊外の一戸建て』です。
なかなかセンセーショナルなテーマですけど・・・大丈夫でしょうか?
なかなか攻めたテーマですね。
ただし、これは大げさなことではなく、本当のことです。
郊外で住宅を購入しようと検討しているユーザーは、気を付けなければなりません。
今回は『郊外でも10年後の価値が下がり難いエリアの見極め方』についてお話していきます。
なるほど。
本日も宜しくお願いします。
※記事は原稿を元に要約しております。そのため、言い回しなど本編動画と異なる部分がございます。
郊外の戸建てと都心マンションどっちが良いか?
まずは、コチラです!
『郊外の戸建てと都心マンションどっちが良いか?』です。
視聴者さんから「郊外の一戸建てと都心のマンションはどちらが良いか?」とのご質問を頂いているので紹介します。
お願いします。
質問:どういう物件を買えば良いでしょうか?
田中先生、中島さん、こんにちは。
チャンネル登録をして、いつも視聴しています。
今、私は、新築の建売住宅の購入を検討しています。
だけど、郊外の住宅地は不動産価値が下がってしまうと話題になっていますよね?
やっぱり、郊外の戸建てではなく、都心のマンションを選んだ方が良いんですかね?
とは言っても、我が家の家族構成から言って、マンションだときついんです。
どういう物件を買えば良いでしょうか?
田中先生!教えてください。
Dさんからのご質問
郊外の新築建売住宅
Dさん
ご質問ありがとうございます。
■住みやすさをとるか?資産性をとるか?
Dさんのご質問を要約すると『住みやすさか?資産性か?』ですよね。
そんな感じですよね。
この図で↓言うと『住みやすさ』と『資産性』が重なっている絶妙な物件に出逢えれば一番ですよね。
二つの要素が重なる部分が理想です
住みやすさの基準は人それぞれ
まさにその通りですね。
ただ、住みやすさとのは、人によって違います。
- ・職場への距離が希望に添うか?
- ・居住空間や庭が広い方が良いか?
- ・タワマンなら共用施設が充実しているか?
- ・人がたくさん集まるエリアか?
- ・人が少なく自然が多いエリアか?
確かにそうですね。
資産性は法則がある
不動産の『住みやすさ』は人それぞれの価値観によるため、数値化や明確な定義が難しいです。
しかし『資産性』には一定の法則があり、ある程度定義することが可能なんです。
以前から言うように、不動産の価値は需要と供給で決まります。
- ・人気が有るエリアは価値が高くなる
- ・人気の無いエリアは価値が下がる
人気が無いと安くなりますよね。
そういうことなんです。
■自然災害のリスクが高いエリアは価値が下がりやすい
また、自然災害のリスクが高いエリアも、価値が下がりやすい言われています。
そうなると、郊外の一戸建ては資産性の面では不利と言う事ですか?
■郊外だから価値が下がるわけではない
残念ながらそうなんです。
ただし「郊外の住宅地の価値が下がる」と言っても、全ての物件の価値が下がるわけではありません。
衰退 / 現状維持 / 発展
同じ郊外と呼ばれていても・・・
- ・衰退しているエリア
- ・現状維持されるエリア
- ・発展しているエリア
郊外だからと言って、一括りに価値が下がると言う事ではありません。
なるほど。
同じ郊外でも、現状維持または発展するエリアを選べば、将来の資産価値が目減りするリスクを避ける事ができるわけですね。
そう言う事です。
価値が下がらない物件の探し方に関する記事はこちら↓
郊外の一戸建て!ここなら価値が下がらない!
不動産市場の現状を分析
それでは次は『不動産市場の現状を分析』です。
郊外の一戸建て市場と都心のマンション市場はどうなっているのでしょうか?
田中先生、解説をお願いします。
承知しました。
まず、郊外の建売住宅市場については、以前公開した動画『建売氷河期』でお話したように現在も苦戦が続いています。
郊外では、売れ残っている建売住宅が目立つようになってきました。
建売氷河期の記事はこちらです↓
【最新!不動産市場】建売氷河期!郊外の戸建てが売れない!?値崩れ始まる!パワービルダー土地仕入れ戦略に明暗!
郊外の建売住宅市場は苦戦中
そうでしたね。
「コロナ禍でリモートワークが増えて、郊外の一戸建て需要が拡大したときに、飯田グループやケイアイスター不動産のようなパワービルダーが住宅用地を仕入れ過ぎてしまった」と言うお話でしたよね。
■赤字覚悟で在庫処分
しっかり覚えてますね!
そもそも、郊外は人口が少なくて需要も少ないのに、そこに何十棟も分譲したら、供給過多で売れ残るのは目に見えています。
そこで現在、飯田グループのようなパワービルダーは赤字覚悟で値下げをして、在庫を売り切ろうとしている状況なんです。
先日、飯田グループの一社である一建設の人とお話する機会があったのですが、「長期在庫の現場は赤字覚悟で値下げしてでも早期処分するように」と、本社から言われているそうです。
本社からお達しが来ているんですね。
赤字覚悟って・・・会社は大丈夫なんでしょうか?
中小企業だったら、赤字覚悟で処分するのは死活問題です。
しかし、年間数千棟~数万棟も分譲している飯田グループのようなパワービルダーは、その現場が赤字であっても他の現場で利益を出せていれば何とかなるのでしょう。
でも、在庫処分をしても、また土地を仕入れて販売しなければなりませんよね?
一戸建てが売れないと、また赤字になるリスクがありますよね?
■大手は土地の仕入れを厳選するようになった
そうですね。
そこで大手パワービルダーは、分譲用地の土地仕入れを厳選するようになってきました。
需要がある、売れるエリアに絞って仕入れていると言う事ですか?
そう言う事です。
土地を仕入れる際の市場分析が厳しくなり、仲介の不動産会者が「この土地どうですか?」と営業しても、「ここはもういいです」といった感じで断られます。
市場調査をして出店する、フランチャイズ店みたいな感じですね。
どうせ買うなら、郊外でも資産性が高いエリアを選びたいですからね。
そうですよね。
郊外の「みらい価値」を5段階評価
ゼロシステムズが開発した【みらい価値診断】です
続いては『郊外の「みらい価値」を5段階で評価』です。
これはどのような事なんでしょうか?
これは、ゼロシステムズで開発した『10年後の住宅地の価値がどうなるのか?』を予測できる『みらい価値診断』というWEBサイトです。
10年後の価値を診断って、凄く興味があります。
ぜひ、使い方を教えてください。
承知しました。
使い方は、とても簡単です。
『みらい価値診断』使い方
該当箇所から再生されます
これは非常に興味深いですね。
この『みらい価値診断』で高く評価されれば、そのエリアの物件は、10年後も価値が下がり難いエリアと判断できるのですね。
そう言う事です。
ただし、あくまでも現時点(2024年)を基準に考えた目安だとご理解ください。
【みらい価値診断】はこちらから
スターバックス店舗数と地価の相関関係
次は『スタバの店舗数と地価の相関関係』です。
スタバの店舗数と地価って関係があるんですか?
あるんですよ。
まずは以下のグラフをご覧ください。
スターバックス店舗数と坪単価の関係
このグラフは、私が調べてグラフ化したものです。
- 青い棒グラフ:都道府県別のスタバの店舗数
- オレンジの折れ線グラフ:地価公示の平均坪単価
確かに、地価とスタバの店舗数が連動していますね!
■スタバ指数
青いグラフがオレンジ色のグラフから突き抜けている部分がありますよね。
そこは坪単価の割に店舗数が多いエリアです。スタバが将来性を見込んで出展しているエリアでしょう。
スタバの店舗数は、地価やエリアの人気を計るバロメーターと言えます。
これを私は『スタバ指数』と呼んでいます。
スタバの立地に土地の価値が関係している指数ですね。『スタバ指数』って、面白い考え方ですね。
これらの店舗は、ある程度の都市化が進み、人が集まるエリアにのみ出店します。人が集まらないところに出店しても潰れてしまいますので。
『みらい価値診断』に、この項目を入れた理由は利便性からではなく、そのチェーン店の市場考査で魅力がある街と認められていると判断できるからなんです。
スタバがある街は、お洒落なイメージがありますね。
■埼玉県 行田市の取り組み
我が街、鴻巣市の隣の行田市は、2050年までに20~39歳の若年女性人口が半減すると予測されているため『消滅可能性自治体』に選ばれています。
それを回避する若返りの為の手段として、行田市長さんは市内の公園内にスタバを誘致することに決めました。
近々、行田市内にスタバがオープンすることになります。
公園内にスタバ 行田市と協定締結、来年12月までにオープン行田市は、スターバックスコーヒージャパン(本社・東京都)と飲食施設出店の基本協定を締結した。2025年12月までに、同市水城公園の水城公園内にカフェ店舗をオープンする。同社が同市に進出するのは初めて。
忍城跡の外沼を利用して造られた水城公園の利便性向上や中心市街地の活性化を図るため、行田市は9月に飲食施設の出店者を募集。10月1日に行われたプレゼンテーションなどの審査を経て、事業者を決定した。
ユニークな発想の市長さんですね。
『地域の活性化のためにスタバを誘致する』という発想ですね。
自治体の長が、人口減少やみらい価値を意識して、このような方針を打ち出している街は、郊外でも資産性は下り難いかもしれないですね。
と言う事は、この『みらい価値診断』でも、ポイントが高まりますね!
そうなんです。
スタバの誘致は理に叶っていると思います。
確かにそう思います。
選ぶべき物件とは?
どんな物件を選ぶべば良いのでしょう?
最後は『選ぶべき物件とは?』です。
結局のところ、どんな物件を選べば良いのでしょうか?
日本では、少子高齢化による人口減少で、郊外の住宅需要が低下しています。
現在、大手パワービルダーの郊外の建売住宅では、売れ残っている物件が結構な数あります。そのような物件は、赤字覚悟で値下げされ、大安売りされています。
しかし、安いからと飛びつくのではなく、その物件は本当に自分にとって必要か?大事か?
そのエリアの将来の住宅需要まで、しっかり見極めて購入することが大切です。
見極めるには、先程の『みらい価値診断』を使うと便利ですね。
そうですね。
『みらい価値診断』を使用すれば、その物件の10年後の価値の目安がわかるので、ぜひ使ってみてください。
購入した物件に住むのは、ご自身と家族です。他人の価値観よりも、ご自身のライフスタイルに合った物件を選ぶことが大切です。
今回も大変勉強になりました。
田中先生、ありがとうございました。
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