コロナ禍の 住宅ローン審査 事情 ~ネット銀行系は本審査の承認まで時間がかかる
ゼロシステムズ代表の田中勲です。
今回は、 コロナ禍の 住宅ローン審査 事情についてお話します。
緊急事態宣言が延長されて、ネット銀行系の 住宅ローン審査 に時間がかかっています。
住宅ローン審査 にかかる時間
実店舗がある 金融機関の場合(都市銀行など)
みずほ銀行・りそな銀行など
事前審査:1~3日程度
本審査:1週間~10日程度
実店舗が無い 金融機関の場合(ネット銀行など)
auじぶん銀行など
事前審査1~3日
本審査3週間以上
ソニー銀行は、本審査に2ヶ月以上、融資実行まで3ヶ月以上
住宅ローン審査 に遅れが生じています。
各金融機関は、緊急事態宣言で社内業務をテレワークにして出勤人数を減らしています。
都市銀行系の住宅ローンは、全く影響が出ていない訳ではありませんが、それほど平時と審査時間は遅くなっていません。
しかし、auじぶん銀行の住宅ローンは、現在、本審査を申込して承認がおりるまで3週間以上時間がかかっています。
ソニー銀行は、本審査を申込して、承認がおりるまで2ヶ月以上、融資実行まで3ヶ月以上時間がかかる状況です。
ネット銀行系は、軒並み審査に時間がかかり、遅れが生じています。
これは、コロナ禍で不要不急の外出を避けるために、対面型でないネット銀行系の住宅ローンが人気が出てきて、実店舗がない、 auじぶん銀行 や ソニー銀行 などに申込が集中していることが原因と考えられます。
テレワークで、 在籍確認ができない?
さらに、住宅ローン審査 で時間がかかる原因のひとつが、テレワークが増えて、金融機関から在籍確認のために電話をしても、勤務先にお客様が出勤していないという点です。
在籍確認とは、基本的に、金融機関が勤務先に電話をして、お客様ご本人に代わってもらう方法で行ないます。
事前審査では在籍確認しませんが、本審査では、必ず在籍確認のために電話が入ります。
コロナ禍でテレワークのため出勤していない場合であっても・・・
金融機関は在籍確認が出来なければ、 住宅ローン審査 で、本承認しません。
そのため、出勤している日を予め教えてもらい、その時間帯に金融機関から電話をしてもらう方法で在籍確認をします。
または、在籍確認のために会社に居る時間を作ってもらう必要があります。
「何曜日の何時~何時の時間帯に電話をください」と、 ピンポイントで金融機関に要望を伝えることは可能です。
これは、テレワークに限らず、営業職やトラックドライバーなど、普段、会社に居ない職種の人でも同様の対応になります。
しかし、緊急事態宣言で社内全体がテレワークになり、誰一人出勤していない会社も中にはあります。(IT系など)
このような会社に金融機関が電話をすると、録音されたアナウンスが電話口に流れるだけで在籍確認が出来ないということもあります。
どうしても在籍確認が出来ない会社の場合は、多少融通を効かせてくれる金融機関もあります。
写真付きの社員証、過去3ヶ月分の給与明細と通帳の写しなどを添付すれば、在籍確認をできたとする金融機関もあります。
個人信用情報や返済比率など、住宅ローン審査が完了しても、在籍確認が出来ないと本承認がおりません。
在籍確認をなかなか出来ないと、その分、本審査に時間がかかるので注意が必要です。
テレワークで在籍確認が難しそうな職場の場合は、予め金融機関に申し出て在籍確認の方法を相談する必要があります。
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