【建売住宅】アタリとハズレの見分け方!欠陥住宅、手抜き物件
【建売住宅】アタリとハズレの見分け方!欠陥住宅、手抜き物件
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 今週放送の動画をご紹介
 
	
		FM76.7MHzフラワーラジオ  にて毎週放送!
		レギュラー番組:『不動産せんせい田中の教えて!不動産の知恵袋』
		第505-3 (2024年6月6日放送分 その③)
		となります。
	
今回のテーマ『新築の建売住宅にはアタリとハズレがある』
 
		
			 FM鴻巣フラワーラジオ
			FM鴻巣フラワーラジオ 
			不動産せんせい田中の『教えて!不動産の知恵袋』
		
田中先生、次はどんなお話をいただけるのでしょうか?
 
		次は・・・
			『新築の建売住宅にはアタリとハズレがある』
			というテーマでお話ししていきます。
		
まずは『建売住宅のクオリティ』について、リスナーさんから質問をいただいているので、フジコさんご紹介お願いします。
 
		
			承知しました。
			ラジオネーム:D さん からのご質問です。
		
質問:建売住宅のクオリティとはこんなもの?
田中先生こんにちは。チャンネル登録して欠かさず観ています。
		先日、ある不動産エージェントの案内で、新築一戸建てを内覧してきました。大手パワービルダーでしたが、6,000万円以上する高額な物件です。
		しかし、床や階段は、傷だらけで、一見して造りが粗末であることが素人でも分かりました。
	
		エージェントの人からは、「みんなこんな感じで構造的に支障ないから問題ないですよ」と言われて軽い感じで信用できません。
		6,000万円でも、建売住宅のクオリティとはこんなものなのでしょうか?
	
ラジオネーム:D さん からのご質問
 
		
			ラジオネーム D さん。
			ご質問ありがとうございます。
		
品質を見極めるためのチェックポイント
 
		飯田グループやケイアイスターなどのパワービルダーの新築は、ぱっと見似ているので、全ての品質が同じように思えるかもしれませんが、実は、1棟1棟、全然違うんです。
玄関の上がり框をチェックする
 
		
			例えば、玄関と床の境目の部分を上がり框と言います。
			内覧するとき、玄関付近で、この上がり框の造りを見るだけでその家が丁寧に造られているか、それとも、雑に造られているかを見極める目安になります。
		
 
玄関入り口の”上がり框”
 
		上がり框のお話は、以前にも伺いましたね。
 
		そうですね。何度か同じテーマでお話ししています。
			住宅選びにおいて、このテーマは大事なの事なので、今回また改めて解説します。
			ぜひ、以下の記事もご覧になってください。
		
上がり框に関する記事はこちらです
【建売住宅】新築を内覧する時のチェックポイント集~家のアタリとハズレを見極める~
玄関の上がり框の仕上げ方から建売住宅のアタリとハズレを見分ける
上がり框の仕上げ例
 
玄関の”上がり框”
 
		
			この部分が上がり框です。
			この上がり框の壁よりの端っこを見てみてください。
		
■上がり框のチェックポイント
 
上がり框-チェックポイント
 
		まずは、一般的な、上がり框と付け框の納まりの施工例です。
■面取りされていない仕上がり
 
玄関の”上がり框”
 
		
			玄関では、靴の脱ぎ履きのために、上がり框に腰を掛けることがあります。
			そのため、上がり框の角は、面をとって斜めになっています。そこに付け框を横から取り付けると、どうしても隙間が出来てしまいます。
			一般的な建売住宅の大工さんの施工では、この隙間はある程度仕方ないことです。
		
■隙間に木クズが詰まっています
 
木クズの詰まった仕上がり
 
		しかし、この隙間が大きすぎて、木クズが詰まっていたりする物件を時々見かけることがあります。
 
		
			綺麗じゃないですね。
			仕上がり以前に、作業後は掃除しておいてほしいです。
		
面取りまでされた綺麗な仕上がり例
 
面取りされた綺麗な仕上がり
 
		
			こちらは、非常に丁寧に造られた家の施工例です。
			繋ぎ目がわからないくらい綺麗に仕上がっています。
		
 
		先の仕上がりと全然違いますね。
 
		
			玄関は家の顔です。
			この部分を丁寧に造る大工さんと、そうでない大工さんとでは、室内の他の細かな部分でも仕上がりに違いがあります。
		
 
		
			分かる気がします。
			目立つ部分が丁寧じゃないなら、目立たない部分はもっと・・・という気がします。
		
 
		
			玄関のような目立つ部分の造りが雑な物件を内覧するときには、階段付近もしっかりチェックしてください。
			階段は、壁や床の施工よりも立体的ですので、雑に作業をすると隙間が出やすく施工時に傷もつきやすいです。
		
『アタリ』と『ハズレ』を見極める
 
		わたしは・・・
- ・丁寧に造られた物件は『アタリの物件』
- ・雑に造られて傷や不具合がたくさんある物件は『ハズレの物件』
 
		同じ大金を払って、ハズレの物件は買いたくないですね。
 
		だけど、本当にハズレの物件というのは、こんなもんじゃありません。
 
		そうなんですか!?
 
		表面上に見える傷やスキマで程度であれば構造的には問題ないので、欠陥とは呼びません。
■これらの傷やスキマは欠陥ではありませんが・・・
 
傷やスキマの事例
 
		
			しかし、表面上が雑ということは、見えないところもどうなっているか不安ですよね。
			その不安は、結構な割合で的中するんです。
		
 
		そうなんですか?
 
		はい。そうなんです。
住宅診断で発見される欠陥例
 
住宅診断の検査例
 
		ゼロシステムズでは・・・
- 内覧時
- 契約前
- 引渡し前
- 引渡し直前
表面上に傷が多い物件は、床下や天井裏などの見えない部分で重大な欠陥を発見する割合が高いです。
ゼロシステムズ住宅診断の流れ
【 ご利用の流れ 】~完成物件の購入を検討中の場合
 
		
			それは怖いですね。
			やはり、ローコストの建売住宅は欠陥住宅が多いんですか?
		
 
		
			欠陥は、建売住宅に限らず財閥系の注文住宅でも発見されます。
			ですので『この会社だから安心』と言う考えは捨てた方が良いです。
		
 
		会社名が、そのまま信用に繋がらないんですね。
欠陥住宅が増える理由
 
		どうして欠陥住宅が出来てしまうのですか?
 
		注文住宅であっても、建売住宅であっても、現場では職人さんの手作業です。そのため、施工する職人によってクオリティが異なります。
			意外かもしれませんが、延べ床面積30坪程度であれば、基本的に1人の大工さんが木工事を担当します。
			電気、ガス、水道、クロスなどは、専門の職人さんが入りますが、基本的には1棟につき大工さんは一人です。
		
			10区画に分けられた現場であれは、1号棟~10号棟まで、全て別々の大工さんになりますので、最低でも10人の大工さんが必要になります。
			皆が丁寧で良識ある人であれば良いのですが、中にはモラルにかけた人や雑な人もいます。
		
ゼロシステムズで上がり框や階段の隙間などをSNSにアップすると、職人さんから「建売や安い手間賃が安いから、その程度の仕事になるのは仕方ない」という感じのコメントが入ることがあります。
 
		職人さんの言い分も、わからなくはないです。
 
		
			しかし、同じ手間賃でも、ほとんどの職人さんは丁寧な仕事をしていますので、不可能な事ではありません。
			お客様からすると、コンビニでお弁当を買って髪の毛などの異物が混入していても、「安いから仕方ない」と言われているようなものです。
		
 
		それもそうですね。
人材不足に関する記事はこちらです↓
人材不足が深刻で雑な仕上げの住宅が増加傾向~ 1人の職人が2つの現場を同時に担当 ~
まとめ:契約前に住宅診断を実施して見極める
 
		ユーザー側として、ハズレの物件を掴まないようにするには、どうしたら良いのですか?
 
		
			それは簡単です。
			物件を見学するときには、住宅診断の専門家に立ち合ってもらって、しっかりチェックしてから購入申込をすればいいのです。
		
			先走って、住宅診断をしないうちに購入申込を出してしまうと、不動産会社のペースで売買契約まで至ってしまうケースが多いです。
			欠陥住宅を掴まないため、そして、売買契約後にトラブルにならないためにも、物件見学時(購入申込前)と売買契約前の最低2回は、専門家に住宅診断してもらう必要があります。
		
購入申込前や契約前に『ハズレの物件』だということが判明すれば、購入しなければ良いというだけのシンプルな話です。
 
		契約する前に、専門家に診断して貰うことが大事なんですね。
今回の標語
 
		
			なるほど。
			それでは田中先生。最後に 五・七・五の標語でまとめてください。
		
 
		承知しました。
 
		
			あらかじめ
			是正が済めば
			良い物件
		
			ゼロシステムズで新築一戸建てを住宅診断していると、ほぼ全ての物件で、大小様々な不具合を発見します。
			引渡し後にユーザーが発見すると「欠陥住宅だぁー」と大きな問題になることがありますが、契約前に不具合を発見して、引渡しまでに売主側で是正をして貰う条件で契約すれば、『良い物件』を購入することができます。
		
 
		なるほど。
			不動産せんせい田中の【教えて不動産の知恵袋】
			次回もお楽しみに!
		
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