【物件の選び方】不動産は内見でなく外見の方が重要!家探しに営業マンは必要か?外見でのチェックポイント解説!
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FM76.7MHzフラワーラジオ にて毎週放送!
レギュラー番組:『不動産せんせい田中の教えて!不動産の知恵袋』
第517-2 (2024年8月29日放送分 その②) となります。
※記事は動画を元に校正/編集しております。そのため、言い回しなど本編と異なる部分がございます。
今回のテーマ『家を買うときに不動産営業マンって本当に必要なの?』
FM鴻巣フラワーラジオ
不動産せんせい田中の『教えて!不動産の知恵袋』
不動産せんせい田中の教えて不動産の知恵袋!
皆さま、こんにちは!
番組MCのフジコで御座います。
田中先生、中島さん。後半をスタートしますね。
後半は、どんなお話をいただけるのしょうか?
後半は、
『家を買うときに不動産営業マンって本当に必要なの?』
というテーマでお話していきます。
多くの人は物件情報サイトを使って物件を探している
多くの物件情報検索サイトが存在します
マイホームを購入するときには、多くの人はSUUMOなどの物件情報サイトを利用して物件を探すかと思います。
私も物件情報サイト使って探します!
ですよね。
物件情報サイトでは、エリア / 予算 / 広さ などの条件を入れると、希望に合った物件が絞り込まれて表示されます。
物件情報サイトには詳細な住所が書かれていない
だけど、サイトでは 〇〇市○○町などの町名までは書いてありますが、肝心な、何丁目~何番~何号 というような、細かい住所が書いてないですよね。
そうそう。
細かい住所が書いてないから、不動産会社に問合せしないと現地にたどり着けないようにしていますよね。
そうなんです。
広告に細かい住所を記載してしまうと、不動産会社に問合せが来なくなってしまいますから、物件情報サイトには書いていないですね。
なるほど。
不動産会社は問い合わせの連絡がほしい為に、物件の住所を隠しているんですね。
問い合わせをすると営業をかけられることが多い
最近は少なくなりましたが営業電話がかかってくる事があります
いちいち不動産会社に連絡をしないと住所がわからないって面倒だし、個人情報を知られると、しつこく営業されそうで嫌ですよね。
そうなんですよね。
私も、個人的に気になる物件をネットで検索していますが、住所を確認するために不動産会社に連絡をすると、後日、電話やメールで
「どうですか?内覧してみませんか?」
「他にも良い物件があるのでご紹介しますよ」
という感じで営業をされてしまいます。
私の場合、メールだと1日5件以上、電話だと週に何件か営業連絡がきます。
田中先生も、物件を買うことあるんですか?
個人的に、今まで何十件も物件を買ってきましたが、営業マンが勧めてきた物件は殆ど買ったことはありません。
今は殆どの物件が検索サイトに載っています。
営業マンの隠し玉的な物件と言っても、大抵の場合は、すぐに検索サイトに掲載されます。
ですので、自分が探しているエリアを毎日のように検索していると、自ずとそのエリアで売りに出されている物件情報が目に入り相場観が養われます。
それは、不動産のプロである田中先生だからではないのですか?
そんなことはありません。
中島さんだって、今、マイカーを探していますよね?
毎日のようにカーセンサーで検索していたら、アクアの相場観が自然と養われて、プロ並みに詳しくなったんじゃないですか?
確かに。
車のことは全く詳しくなかったけど、興味を持って毎日検索してたら、めっちゃ詳しくなりました。
ですよね。
それで、私のお友達の車屋さんにオークションで落としてきてもらって、それを業者価格で買おうとしていますよね。
それが、高額な商品を買うときのコツなんです。
高額な商品を買うときのコツ
高額な商品を買うときのコツ?
営業マンに頼らずに、自分自身で商品知識と相場観を磨いてから買えば、自分にとって納得できる買物ができる。
ということです。
これは車だけでなく、不動産を買うときにも絶対に必要なことなんです。
なるほど。そういうことだったんですね。
ありがとうございます!
多くの営業マンは自分が売りたい物件を勧めてくる
私自身も、個人的に常に物件を探しています。
そのため、不動産営業マンから、しょっちゅうセールスの連絡がきます。
ですが、そこで紹介される物件の殆どは、既に検索サイトで見たことがある物件だったり、魅力を感じない物件ばかりです。
内覧には営業マンが立ち会います
なぜ、そうなるのですか?
不動産の営業マンの収入は、基本的にインセンティブです。売上げや営業成績で給料が決まるということです。
そのため、営業マンは会社や営業マンが売りたい物件を勧めてくるのが基本的なスタンスです。
私の場合は、検索サイトで気になる物件があれば、不動産会社ネットワークの『レインズ』で、その物件の情報元や売主、細かい住所を知ることができますので、1人で物件の外観を見に行く事ができます。
自分だけで物件を見に行けるのは気楽で良いですね。
だけど、レインズで物件の住所を調べられるのは、不動産会社を経営しているからこその特権ですよね。
自分たちだけで物件の外観を確認できる
そんなことないですよ。
私の会社のゼロシステムズであれば、物件検索サイトで気になった物件のURLを送って貰えれば、当社で取扱い可能な物件であれば、レインズで調べて細かい住所をお伝えしています。
そうすれば、ご自身で外観を見に行くことができるんですよ。
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それは親切ですね。
ユーザーからすると、営業マンを気にせず気軽に見に行けます。
購入の決め手は外観が8割
案内する側からしても、外回りだけでも見て貰ってからご案内した方が効率が良いのです。
なぜ、先に外回りを見ておいて貰った方が効率が良いんですか?
これは私の持論になりますが、買う物件を決める要素の80%以上は外回りにあると考えています。
建物の中を見なくて決められるんですか?
外観(周辺環境)が希望に合わなければ購入しない人が多い
外観(周辺環境)で納得がいかないために購入を見送る人が多い
マイホームを買うのであれば、内覧は大切です。
しかし、内覧する前段階で外から見て、
- ・色やデザイン
- ・敷地の空き具合
- ・隣近所
- ・接面道路
- ・利便性
物件は、人の相性とは違うんですね。
そうなんですか?
『人は外見でなく中身で勝負』というじゃないですか。
なるほど!
確かに、人間の場合はそういいますよね。
ただ、不動産の場合は、少々違うと思います。
私は今まで30年間で3,000件以上の不動産を売買してきました。
その経験からの持論になるのですが、室内の造りは当然大切ですが、それ以前に物件の外観や立地環境が気に入らなければ、購入に結びつかないのです。
私の主観ですが、内覧 20%:外観 80% くらいです。
要は、不動産の良し悪しは、外から見れば 80%は判断できるということです。
『外周りが気に入らなければ買わない』と言う人の割合が多いのですね。
そういうことです。
ユーザーが営業マンに求めるもの
そこで『外観をチェックするときに営業マンは必要か?』と言うお話になってきます。
だけど、駅からの距離や、買物や学校、病院などの利便性などは、営業マンから説明して貰えたら助かりますよね。
そうですね。
以前、東急リバブルのテレビCMで、岡田准一さんが不動産の営業マンを演じて「その街のプロになれ」と言っていたものがありました。
街に新しいカフェができると、そこに食べに行って味をチェックする。
そして、お客様を案内する際に「この物件の近くには、ケーキが美味しいカフェができたんですよ」とお話して、街の魅力をお客様に伝える。
このような内容のCMが放送されていました。
良いじゃないですか?
それって駄目なんですか??
決して、ダメということではないし、コミュニケーションができる営業マンとして素晴らしいと思います。
ですが『お客様は、それを不動産営業マンに求めているか?』と、疑問に思いました。
周辺環境を調べればカフェがあるのは分かりますし、食べログなどでクチコミをみれば評判も分かります。
現代では、このような情報は営業マンに頼らなくてもネットで調べれば分かります。自分自身で散策して初めて発見することもあります。
確かに・・・。
教えて貰えれば嬉しいですが自分でも調べられますし、必須な情報ではないですね。
周辺環境の良い面を調べてユーザーに伝えることは、営業マンが物件を売るためのセールストークの一環に過ぎません。
これは、ユーザーが真に求めている説明ではないと考えます。
プロにしか分からない事を説明してほしい
そうなんですか?
それでは田中先生が考える、ユーザーが求めている事とはなんですか?
■良い点よりも悪い点を知りたい
まず、自分のペースで外観を見に行きたいので、細かい住所情報は知りたいですよね。
現地を見に行ければ、駅からの距離や周辺環境などは簡単に把握できます。
逆に、周辺環境の悪い点を知りたいですよね。
例えば、
- ・目の前の道路が公道なのか私道などか?
- ・私道であれば、ちゃんと自分の道路持分があるのか?
- ・大雨の時には冠水しないのか?
そうですね。
良い点は自分でも調べられますが、悪い点とは素人には判りませんね。
■法的な情報
また、道路に見えて道路ではない、人の土地という道もあります。
それ以外にも・・・
- ・将来、都市計画道路が通って自分の敷地面積が狭くなったり、立ち退きが必要になる物件。
- ・自分の物件の地下に、外環道の高速道路が通る計画があって、地中深くで工事をしている。
不動産というのは、このような事もあるんです。
そういう情報は、見ただけでは分からないですね。
そうなんです。
物件を検討するときには、良い点よりも、ユーザーには分かり難い悪い点を積極的に教えて貰いたいのではないでしょうか?
まさにそうだと思います。
まとめ:ユーザー目線に立った良い営業マンの特徴
内覧に同行する営業マンの多くは、現場ではそのような悪い点を説明してくれません。
本当に信頼できる営業マンは、内覧に同行する時には、物件の配置図やハザードマップなども用意して、越境物や冠水リスク、道路境界など、物件のウィークポイントやリスクについても詳しく説明してくれます。
そして、即決を求めないのが、ユーザー目線に立った良い営業マンと言えます。
たしかに、それはユーザーの目線に立った営業マンの姿勢だと思います。
■信用できる営業マンの特徴
・法的な部分など、ユーザーには分かり難い悪い点も教えてくれる。
・内覧時に、配置図やハザードマップなどの細かな資料を見せて説明してくれる。
・即決を求めてこない。
なるほど。今回も勉強になりました。
田中先生、中島さん、ありがとう御座いました。
不動産せんせい田中の【教えて不動産の知恵袋】
次回もお楽しみに!
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