【建売住宅】新築の住宅診断はいつすればいい?欠陥住宅・ホームインスペクション
【建売住宅】新築の住宅診断はいつすればいい?欠陥住宅・ホームインスペクション
YouTubeチャンネル
今週放送の動画をご紹介
FM76.7MHzフラワーラジオ にて毎週放送!
レギュラー番組:『不動産せんせい田中の教えて!不動産の知恵袋』
第508-2 (2024年6月27日放送分 その②)となります。
今回のテーマ『欠陥住宅を避けるため、住宅診断は最低でも4回するべき』
次のテーマは・・・
『欠陥住宅を避けるため、住宅診断は最低でも4回するべき』です。
前回「現代の新築であっても、欠陥住宅は沢山あります」というお話しをしましたが、ここからは『欠陥住宅の購入を避けるためにはどうしたらいいか?』ということをお話ししていきます。
新築一戸建を購入する時に、1回の住宅診断だけでは不十分です。
複数の専門家の目で、複数回の診断が有効です。
それは非常に興味深いテーマでございますね。
まずは「兄夫婦が購入した住宅が漏水のある欠陥住宅だった」というリスナーさんから、テーマに関連した質問をいただいてるので紹介お願いします。
はい承知しました!
ラジオネーム:Q さんからのご質問です。
質問:住宅診断はどのようなタイミングでおこなえば良いのでしょうか?
こんにちは。いつも視聴しています。
私は今、新築の建売住宅の購入を予定しております。
兄夫婦が2年前に縦売住宅を購入して、漏水など複数の欠陥があってハウスメーカーとトラブルになり今でも解決していません。
それを見ていると、私は絶対にそのようになりたくないので、私が購入する時には住宅診断を入れたいと考えています。
住宅診断はいつどのようなタイミングでおこなって貰えば良いのでしょうか?
ご教授ください。
ラジオネーム:Qさんからのご質問
ラジオネーム:Qさん。
ご質問ありがとうございます。
住宅診断を実施する目的
床下漏水のイメージ
お兄さんご夫婦大変ですね。
購入した後に発見では、困っちゃいますね。
住宅診断のタイミング
住宅診断のタイミングと言うことですが、診断する目的から考えてみると良いです。
目的①:欠陥住宅を購入したくないから
であれば、引き渡し前に診断すればなんとかなんなるかな?っていう話です。
目的②:引き渡し後に自分の家に疑念を持ちたくないから
購入後に「欠陥があるんじゃないか?」とか、地震があって揺れるたびに「うちの建物大丈夫かな?」という心配をしてる人であれば、引き渡し後に住宅診断・耐震診断をすれば、引き渡し後でも間に合います。
目的③:欠陥住宅を契約してトラブルに巻き込まれたくないから
このように考える人も多いと思います。この場合は契約前に行うべきです。
目的④:物件を効率よく検討するため
一生懸命検討した後に、最終的に住宅診断してみたら欠陥住宅だったとしたら、検討した時間が無駄になります。
時間を無駄にしないためには、内覧時に住宅診断するべきなのです。
■一般の住宅診断は『欠陥を発見すること』が目的 是正の確認までは行なわないことが多い
住宅診断やインスペクションの会社は、欠陥を発見することが目的になります。
会社にもよりますが、欠陥があった場合は売主に是正まで依頼をする会社は少ないのです。
是正して、ちゃんと直ったか確認する会社も少ないです。あくまで、住宅診断をして欠陥を発見することが仕事なのです。
ゼロシステムズの場合は不動産の売買も絡んでいるので、以下の目標のために住宅診断をおこなっています。
- ・欠陥を発見するため
- ・欠陥がある物件を購入を購入させないため
- ・不具合の多い物件を対象から外して、効率よく家探しできるようにするため
- ・引き渡し後に自分の家に疑念を持たずに、安心して過ごせるようにするため
住宅診断を実施するタイミング
ゼロシステムズ 完成物件の取引の流れ
1回の住宅診断では、欠陥や不具合を見逃す可能性あります。
そのため、ゼロシステムズでは最低4回の住宅診断を推奨しています。
1回目:内覧時
表面上の不具合が多い物件。
床下を覗いたり天井裏を覗いたりして、疑念を抱く箇所がある場合は、欠陥がある可能性が高いです。そのような物件は検討の対象外にしてください。
このような意味で、1回目は内覧時に住宅診断します。
2回目:契約前
ここでは、かなり詳しく診断します。
- ・床下、屋根裏(小屋裏)などの見えない部分の防火違反
- ・断熱材の施工不良
- ・耐震性の不備
3回目:引き渡し前
1回目と2回目の診断で欠陥が無くても、3回目の確認してから契約します。
3回目は、主に傷 / 汚れ / 隙間 など、表面上の不具合をチェックして、不具合があれば売り主に是正依頼をします。
4回目:引き渡し日の直前(1~2日前)
3回目で指摘した内容が、『適切に是正されているか?直されているか?』最終確認の診断になります。
不具合の指摘が引き渡し後ではトラブルになる可能性もありますが、引き渡し前にちゃんと是正されていれば、問題の無い良い物件になります。
欠陥がある/不具合が多い物件は除外する
建売り住宅の場合、手付金を支払って契約したら、「やっぱりやめた」は、なかなかできません。
ですので、契約する前(内覧時など)に住宅診断をして欠陥が見つかった物件、不具合が多い物件は契約しないことが1番の予防なんです。
内覧時に住宅診断をして、欠陥がある物件・不具合が多い物件は、申し込みを入れないのがゼロシステムズのスタンスなんです。
ゼロシステムズ住宅診断の流れ
【 ご利用の流れ 】~完成物件の購入を検討中の場合
まとめ
ゼロシステムズの住宅診断
建築士 / ホームインスペクター / 赤外線建物診断技能士 / 宅建士 による、複数回の診断(調査・検査)を実施することで、欠陥や問題がある物件の購入を避けることができます。
欠陥がある物件を契約しないで済みますし、嫌な思いをせずに効率の良い住宅探しができます。
ここまで出来れば、安心して住宅を探せますよね。
ゼロシステムズ 専門家スタッフの紹介はこちらです↓
専門家スタッフ紹介
今回の標語
それでは田中先生。
今回も 五・七・五の標語でまとめてください。
承知しました。
住宅も
人間ドッグと
同じもの
人の体も、簡単な健康診断だけでは、隠れた病気を見逃してしまいます。
人間ドッグのように様々な検査を複数回おこなえば、隠れた病気を発見することができます。
住宅診断も、簡単なものではなく、様々な角度から複数回診断をおこなうことが大事です。
なるほど! ありがとうございました。
不動産せんせい田中の【教えて不動産の知恵袋】
次回もお楽しみに!
SNSからも質問を受け付けております
- 住宅ローン比較サイト『モゲチェック』(外部サイト)
- ・新規の借り入れで比較
- ・借り換えで比較