【不動産市場】2026年 千葉県で地価が上がる街・下がる街|人口予測で見る期待の街ランキング
千葉県の住宅地は、流山市・印西市など将来人口と地価の両面で強さが見える地域がある一方、人口減少が進み、将来の売却を慎重に考えたい地域もあります。
2026年の地価公示と2050年までの将来推計人口をもとに、千葉県内の市区町村を5つのテーマで比較します。
【不動産市場】2026年 千葉県『上がる街』『下がる街』を地価上昇率と人口増減で分析!バランスが良い街ランキング
この記事のポイント
千葉県は、東京へのアクセスが良い湾岸・東葛エリア、人口増加が続く流山市・柏市、千葉ニュータウンを抱える印西市、内房の木更津市・袖ケ浦市、人口減少が進む外房・南房総など、地域ごとの特徴が大きく異なります。
この記事では、2026年の地価公示と2050年までの将来推計人口を使い、千葉県内の市区町村を5つのテーマで比較し、マイホーム選びで重視したい判断軸を整理します。
※記事はYouTube動画収録用の原稿をもとに要約しています。
そのため、公開後のYouTube動画と内容が異なる部分がございます。
- 執筆者:田中 勲
(宅建士、ホームインスペクター、FP) - YouTube – 田中勲の『不動産の知恵袋』
- -田中勲│こんな建売住宅は買うな
- Instagram – ゼロシステムズ|田中勲
- 専門家プロファイルを見る
地価公示と将来人口から千葉県53地域を比較
今回のランキングは、2026年の地価公示と2050年までの将来推計人口を組み合わせた、千葉県内の市区町村単位の相対評価です。
千葉市6区を分けて59地域を比較
千葉市は6つの行政区に分け、千葉市以外の53市町村と合わせて、合計59地域を比較対象としました。千葉県は、東京へのアクセスが良い湾岸エリア、流山市・柏市など人口増加が続く東葛エリア、印西市を中心とする千葉ニュータウン、木更津市・袖ケ浦市などの内房、九十九里・東総・外房・南房総など、地域によって地価と人口動向の差が大きいことが特徴です。
出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」
住宅地平均価格を確認できない6地域はランキング対象外
南房総市、神崎町、睦沢町、長柄町、大多喜町、鋸南町については、千葉県の地価公示一覧で住宅地の平均価格・平均変動率を確認できなかったため、ランキング対象から除外しています。そのため、実際のランキングは53地域を対象に作成しています。
また、このランキングは市区町村単位の評価です。洪水、内水、土砂災害、液状化などのハザードは個別物件ごとに別途確認する必要があります。
- ・千葉市6区を分け、県内59地域を比較
- ・住宅地価格を確認できない6地域を除いた53地域でランキングを作成
- ・地価と人口の相対評価であり、個別物件の資産価値を保証するものではない
資産価値が維持されやすいエリアTOP5
資産価値が維持されやすいエリアでは、流山市が地価上昇率と将来人口の両面で高い評価となり、1位となりました。
1位は流山市、2位は松戸市
第1位は流山市、第2位は松戸市、第3位は千葉市中央区、第4位は浦安市、第5位は印西市です。
流山市は住宅地平均価格が19万4,400円/㎡、地価変動率がプラス13.3%、2050年人口指数が120.9となっており、地価の伸びと将来人口の両方が県内でも高い水準です。今回の独自スコアでは89.7点となりました。
松戸市は地価上昇の強さ、千葉市中央区は地価と人口の両面、浦安市は高い地価水準、印西市は比較的手頃な価格と将来人口の強さが特徴です。
- ・1位は流山市、2位は松戸市、3位は千葉市中央区
- ・流山市は地価変動率+13.3%、2050年人口指数120.9
- ・地価と将来人口の両方を見ることが資産性を考えるうえで重要
価格と将来性のバランスが良いエリアTOP5
住宅地価格が比較的抑えられ、将来人口や地価上昇にも期待できるエリアでは、印西市が1位となりました。
印西市は価格の低さと人口維持力のバランスが強み
第1位は印西市、第2位は流山市、第3位は袖ケ浦市、第4位は木更津市、第5位は一宮町です。
印西市は住宅地平均価格が4万8,400円/㎡、地価変動率がプラス4.9%、2050年人口指数が116.8です。流山市と比べると住宅地価格が大きく抑えられており、価格と将来性のバランスという点で高い評価になりました。
袖ケ浦市や木更津市などの内房エリアも上位に入りました。一宮町は小規模自治体ながら、若年移住者やリモートワーカーなどを背景に、人口維持力が比較的高い地域として注目されます。
- ・1位は印西市、2位は流山市
- ・印西市は比較的手頃な住宅地価格と2050年人口指数116.8が特徴
- ・袖ケ浦市、木更津市、一宮町なども価格と将来性のバランスで上位
長く住むなら良いけど売却は慎重に考えたいエリアTOP5
住宅地価格が低く、永住目的では選択肢になり得る一方、人口減少が大きい地域では将来の売却性を慎重に考える必要があります。
九十九里・東総・外房方面が上位
第1位は長南町、第2位は九十九里町、第3位は銚子市、第4位は東庄町、第5位は勝浦市です。
これらの地域は、住宅地価格が低い一方、2050年人口指数が50前後まで低下する地域が多く含まれます。居住コストを抑えやすい反面、将来売却する際には買い手が限られる可能性を考える必要があります。
ただし、海沿いの一部ではリゾート需要などにより局地的に価格が高い場所もあります。市町村平均だけで判断せず、具体的な立地や需要を個別に確認することが重要です。
- ・長南町、九十九里町、銚子市、東庄町、勝浦市が上位
- ・永住目的なら価格の安さがメリットになる場合がある
- ・将来売却を想定する場合は人口減少と買い手需要を慎重に確認する
地価は上がっているのに人口は減る街TOP5
将来人口が減少する予測でも、東京へのアクセスや現在の住宅需要が強い地域では、地価が上昇しているケースがあります。
1位は松戸市、2位は千葉市若葉区
第1位は松戸市、第2位は千葉市若葉区、第3位は鎌ケ谷市、第4位は白井市、第5位は芝山町です。
松戸市は地価変動率がプラス8.7%である一方、2050年人口指数は95.5です。鎌ケ谷市も地価変動率はプラス7.5%ですが、人口指数は93.9となっています。
人口減少の予測だけで「価格が下がる」と判断できるわけではありません。東京へのアクセス、駅周辺の需要、生活利便性などが強ければ、人口が緩やかに減少しても住宅需要が維持される可能性があります。
- ・1位松戸市、2位千葉市若葉区、3位鎌ケ谷市
- ・人口予測が減少でも、交通利便性が高い地域では地価が上昇する場合がある
- ・人口だけでなく現在の住宅需要も合わせて判断する
今は安いのに2050年も人口が増える街TOP5
千葉県で2050年人口指数が100を超える地域は限られており、その中でも印西市は現在の住宅地価格が比較的低いことから高い評価となりました。
2050年人口指数100超は5地域
2050年人口指数が100を超える地域は、流山市、印西市、柏市、船橋市、千葉市中央区の5地域です。
独自ランキングでは印西市が1位
「今は安いのに、2050年も人口が増える街」という独自評価では、第1位が印西市、第2位が木更津市、第3位が一宮町、第4位が流山市、第5位が袖ケ浦市となりました。
なお、木更津市、一宮町、袖ケ浦市は2050年人口指数が100未満のため、厳密には人口増加地域ではありません。価格の安さと人口指数が100に比較的近いことを総合評価した「準候補」として上位に入っています。
- ・2050年人口指数100超は流山市、印西市、柏市、船橋市、千葉市中央区
- ・価格とのバランスでは印西市が高評価
- ・木更津市、一宮町、袖ケ浦市は人口指数100未満のため「準候補」
「住み続ける家」と「売れる家」で選び方は変わる
マイホームは「長く住み続けること」を重視するのか、「将来売却しやすいこと」を重視するのかで、選ぶ基準が大きく変わります。
永住目的なら個人的な利便性を優先
永住目的であれば、住宅ローン返済に余裕があること、物件の広さに余裕があること、普段の買い物や通院に不便を感じないこと、実家や親戚が近いことなど、自分や家族にとっての生活利便性が重要です。
将来売却を考えるなら万人受けする条件を重視
将来の売却を視野に入れる場合は、駅距離、将来人口、生活利便性、3LDK~4LDK程度の間取りなど、将来の買い手にも評価されやすい条件を重視することが大切です。
今回のランキングは、公的データを使った千葉県内の相対評価です。実際に住宅を購入する際には、駅距離、ハザード、周辺施設、道路条件、物件の状態などを個別に確認したうえで判断してください。
- ・永住目的では自分や家族にとっての暮らしやすさを重視
- ・将来売却を考えるなら駅距離、人口、生活利便性、間取りを重視
- ・ランキングは市区町村単位の相対評価であり、個別物件の価値を保証するものではない
■ お役立ちシミュレータ
以下のツールを使うことで、住宅ローン審査や金利の計算などが簡単にシミュレートできます。
- ■住宅ローン
- ・住宅ローン審査1分間セルフチェック
- ・住宅ローン金利シミュレータ
- ・住宅ローン返済比率チェッカー
- ・住宅ローン破綻チェッカー
- ・変動金利VS固定金利 シナリオ比較シミュレータ
- ・経済 物価変動(CPI)シミュレータ
- ・住み替え 住宅ローン|シミュレーション【買い先行】
- ・生涯コスト比較シミュレーター
- ■控除 補助金 諸費用
- ・住宅ローン控除シミュレータ-2026年版-
- ・みらいエコ住宅2026事業セルフチェック
- ・仲介手数料 かんたん計算機
- ・諸費用比較チェッカー
- ・金融資産ピラミッド 積立投資シミュレーション
- ■耐震 査定 診断
- ・耐震性能セルフチェック
- ・みらい価値診断 Ver2.0
- ・賃貸派?持家派?セルフチェック
- ・市区町村 財政力 格付けチェック
- ■ 住宅ローン比較サイト『モゲチェック』
(外部サイト) - ・新規の借り入れで比較
- ・借り換えで比較


