【住宅ローン】2026年9月住宅ローン金利ランキング|固定金利が上昇、変動金利の見直しにも注意

2026年9月の住宅ローンは、変動金利では追加利上げへの備えが必要となり、35年全期間固定金利では主要商品の上昇が続いています。
現在の金利だけでなく、金利上昇と物価高が重なった場合の家計への影響まで含めて比較することが重要です。

【住宅ローン】最新!9月金利ランキング|日銀&財務省の利上げフラグ立つ!変動も固定も金利上昇が止まらない!

この記事のポイント

2026年9月の変動金利ランキングはUI銀行の年0.845%、35年全期間固定金利ランキングはフラット35の年3.460%が1位です。固定金利は今回紹介する上位5商品すべてで前月から上昇しています。

この記事では、住宅購入を検討している方に向けて、9月の金利ランキング、変動金利が決まる仕組み、優遇条件、為替・長期金利・物価高の影響を整理します。変動金利と固定金利のどちらを選ぶか、家計に合った判断のポイントを確認してください。

※記事はYouTube動画収録用の原稿をもとに要約しています。
そのため、公開後のYouTube動画と内容が異なる部分がございます。


2026年9月の住宅ローン金利はどう動いたか

2026年9月の住宅ローン金利の最新動向

2026年9月は、変動金利では今後の適用金利の見直し、固定金利では新たに借り入れる際の金利上昇に注意が必要です。

政策金利は1.0%程度、追加利上げにも注目

2026年9月11日時点で、日銀は政策金利を1.0%程度としています。9月17日・18日の金融政策決定会合では、さらに0.25ポイント引き上げ、1.25%程度とする可能性が注目されています。

ただし、追加利上げは現時点で決定したものではありません。実際の決定内容と、その後の各金融機関の金利改定を確認する必要があります。

出典日本銀行「金融市場調節・金融政策決定会合」

変動金利と固定金利では動く要因が異なる

変動金利は短期プライムレートや各銀行の基準金利の影響を受けます。一方、長期間の固定金利は長期金利や金融機関の資金調達コストなどの影響を受けるため、両者が同じ時期に同じ幅で動くとは限りません。

9月は、変動金利では1%を下回る商品がある一方、35年固定金利では4%前後の商品もあります。現在の金利差と、将来の返済負担が変わるリスクを分けて比較しましょう。


  • ・9月11日時点の政策金利は1.0%程度
  • ・追加利上げは決定事項ではなく、今後の会合結果を確認する
  • ・変動金利と固定金利は、動く要因や反映時期が異なる

変動金利が決まる仕組みと今後の見直し

政策金利から住宅ローンの変動金利が決まる仕組み

変動金利を比較するときは、現在の適用金利だけでなく、基準金利の改定がいつ返済に反映されるかを確認することが重要です。

政策金利から短期プライムレート、基準金利へ

短期プライムレートは、銀行が信用力の高い企業へ短期間の融資を行う際の最優遇金利の一つです。政策金利の変化は、この短期プライムレートなどを通じて住宅ローンの基準金利に影響します。

住宅ローンの適用金利は、基準金利から契約ごとの金利引下げ幅を差し引いて決まります。基準金利の決め方や引下げ幅、金利の見直し時期は金融機関や商品によって異なります。

みずほ銀行は2027年1月返済分からの金利も確認する

みずほ銀行は、2026年9月30日までに年1.025%~で借り入れた場合、2027年1月返済分から年1.275%~を適用すると案内しています。これは、2026年8月3日の短期プライムレート改定を反映した金利です。

さらに、2026年10月1日までに追加の短期プライムレート改定があれば、その改定も反映されます。ランキングの年1.025%という表示だけで、今後も同じ金利が続くと判断しないようにしましょう。

出典みずほ銀行「住宅ローンの金利一覧・変動金利の注意事項」

金利上昇と毎月返済額の変更は分けて考える

適用金利が上がっても、返済額の見直しルールによっては毎月の引落額がすぐに変わらない場合があります。ただし、引落額が同じでも利息の割合が増えることがあるため、返済額だけでなく適用金利と元金の減り方も確認してください。


  • ・変動金利は基準金利と金利引下げ幅で決まる
  • ・みずほ銀行は現在の表示金利と2027年1月以降の金利を区別する
  • ・適用金利と毎月返済額の見直し時期は同じとは限らない

2026年9月の変動金利ランキングBEST5

2026年9月の住宅ローン変動金利ランキングBEST5

9月の変動金利ランキングはUI銀行の年0.845%が1位です。最低金利には頭金や取引などの条件があるため、自分が利用できる条件で比較しましょう。

9月の変動金利BEST5

9月の変動金利BEST5

※2026年9月の公表金利をもとにゼロシステムズが比較したランキングです。通信サービスなど複数の契約を条件とする優遇は原則として除外しています。実際の適用金利は借入割合、審査結果、団信、手数料タイプなどによって異なります。

出典ゼロシステムズ「各金融機関の住宅ローン金利表」

UI銀行は頭金を用意できる人に有利

UI銀行の年0.845%は、借入金額が物件価格の90%以内など、所定の条件を満たす場合の金利です。自己資金を用意できる方は候補になりますが、頭金の支払い後も生活費や予備資金を確保できるか確認してください。

りそな銀行・中央労働金庫は利用条件も確認する

りそな銀行は年0.950%、中央労働金庫は年1.025%です。金利に加えて、優遇条件や会員区分、利用できる地域などを確認し、相談先を選びましょう。

住宅ローンの審査は、年収や勤務状況、他の借入れ、物件の評価などによって変わります。「審査に通りやすい」という評判だけで判断せず、自分の条件で相談することが大切です。

イオン銀行は条件を満たすと年0.990%

イオン銀行の年1.040%は、物件価格の80%以内で借り入れる場合の金利です。全期間優遇金利プランでカードローンの申込み・契約など所定の条件を満たすと、年0.990%となる優遇があります。

年1.040%と年0.990%は適用条件の違いによる表示です。異なる条件の金利をそのまま比べて、前月からの上昇・下降と判断しないようにしましょう。

条件付きの低金利はランキング外でも確認する

auじぶん銀行では、50歳以下で一般団信を選択する場合の年0.930%など、条件付きの金利も紹介されています。頭金の割合や通信サービスの利用状況、団信の保障内容を含めて、適用条件を確認してください。

金利が低くても、必要な自己資金や保障の内容が違えば、家計に合うとは限りません。金利・諸費用・保障をそろえて比較することが重要です。


  • ・9月の変動金利1位はUI銀行の年0.845%
  • ・頭金や取引条件によって、実際に利用できる金利は変わる
  • ・団信・手数料・審査条件まで含めて比較する

2026年9月の35年全期間固定金利ランキングBEST5

2026年9月の35年全期間固定住宅ローン金利ランキングBEST5

9月の35年固定金利は、今回紹介する上位5商品すべてで前月から上昇しました。1位のフラット35は年3.460%です。

9月の35年全期間固定金利BEST5

9月の35年全期間固定金利BEST5

※2026年9月の金利を比較したランキングです。35年間の返済に対して35年固定を選ぶ商品を含みます。融資率、団信、手数料、優遇制度などにより実際の適用金利は異なります。

出典ゼロシステムズ「各金融機関の住宅ローン金利表」

フラット35は前年同月から1.570ポイント上昇

フラット35は、8月の年3.290%から9月は年3.460%へ、0.170ポイント上昇しました。前年同月の年1.890%と比べると、1.570ポイントの上昇です。

これは、それぞれの月に新たに借り入れる場合の金利の比較です。すでに全期間固定金利で借り入れている方の金利が、市場金利の上昇を理由に変更されるという意味ではありません。

フラット35には、家族構成や住宅性能などに応じた金利引下げ制度があります。表示金利だけで判断せず、対象となる優遇と、その適用期間を確認しましょう。

出典ゼロシステムズ「フラット35の金利推移記録」

ドコモSMTBネット銀行は年3.839%

ドコモSMTBネット銀行の当初期間引き下げ・35年固定は、8月の年3.759%から9月は年3.839%へ、0.080ポイント上昇しました。全期間引き下げプランとは金利が異なるため、プラン名と固定期間を確認してください。

出典ゼロシステムズ「ドコモSMTBネット銀行の金利推移記録」

固定金利は借入実行時の条件を確認する

PayPay銀行は前月から0.420ポイント上昇し、年4.190%となりました。住宅ローンは申込時ではなく借入実行時の金利が適用される商品もあるため、引渡しまで期間がある場合は適用時点も確認しましょう。


  • ・9月の35年固定金利は紹介する上位5商品すべて上昇
  • ・フラット35は年3.460%、前年同月比+1.570ポイント
  • ・ドコモSMTBネット銀行は年3.839%、前月比+0.080ポイント

為替と長期金利・物価高は住宅ローンにどう影響するか

円安と長期金利の上昇、食品値上げが住宅ローンと家計に与える影響

住宅ローンの負担を考えるときは、金利だけでなく、円安や物価高による生活費の増加も見込むことが重要です。

固定金利は為替だけでなく長期金利にも左右される

円安は輸入品や原材料の価格を通じて、国内の物価上昇につながることがあります。物価の先行きや日銀の追加利上げへの見方が変わると、債券市場や長期金利にも影響する可能性があります。

長期金利が上昇すれば、住宅ローンの固定金利にも上昇圧力がかかります。ただし、為替、物価、金融政策、国債の需給など複数の要因が関係するため、円相場だけで固定金利の方向を断定することはできません。

9月の食品値上げは4,923品目

帝国データバンクの調査によると、9月に値上げされる飲食料品は4,923品目で、2026年で最多となりました。対象商品の値上げ1回あたりの平均値上げ率は11%です。

この11%は値上げ対象商品の集計であり、家計全体の生活費や消費者物価が一律に11%上がったという意味ではありません。それでも、日常的に買う食品の値上げは、住宅ローン返済に充てられる余裕を減らす要因になります。

出典帝国データバンク「『食品主要195社』価格改定動向調査(2026年9月)」

金利と生活費が同時に増える場合に備える

変動金利では、返済負担と生活費が同時に増える可能性があります。固定金利を選んだ場合も、食費や光熱費などの増加は避けられないため、借入額を決める際は家計に余裕を残しましょう。


  • ・固定金利は為替だけでなく長期金利や調達コストにも左右される
  • ・9月の食品値上げは4,923品目、対象商品の平均値上げ率は11%
  • ・住宅ローン返済と生活費が同時に増えた場合を想定する

変動金利と固定金利を選ぶときの確認事項

変動金利と固定金利の返済負担を比較するときの確認事項

住宅ローンは、現在の最低金利だけでなく、将来の返済額と家計の余裕まで確認して選ぶことが重要です。

変動金利は複数の上昇シナリオで試算する

変動金利は借入当初の負担を抑えやすい一方、将来の金利は確定していません。現在の金利が続く場合だけでなく、1.25%、1.50%、2.00%などに上がった場合も試算し、毎月返済額と総返済額の変化を確認してください。

これらは比較のための仮定であり、将来の金利予測ではありません。金利が上がる時期や、その水準が続く期間によっても結果は変わります。

固定金利は返済予定を立てやすい

全期間固定金利は、借入時に完済までの金利条件が決まります。教育費など将来の支出が大きい家庭や、金利変動による負担増を避けたい方には、返済予定を立てやすいことがメリットです。

一方、借入時の金利は変動金利より高い場合があります。フラット35の当初優遇がある場合は、優遇終了後の返済額も含めて比較しましょう。

金利推移とシミュレーターで比較する

ゼロシステムズでは、各金融機関の金利を毎月まとめています。住宅ローン金利表から過去の推移も確認できます。

「変動金利vs固定金利シナリオ比較シミュレーター」では、フラット35の優遇条件や将来の金利シナリオを設定し、毎月返済額や利息を比較できます。計算結果は入力条件に基づく試算であり、将来の有利・不利を保証するものではありません。

金利・諸費用・保障を含めて判断する

最終的には、頭金を払った後の手元資金、手数料、団信の保障内容まで含めて比較してください。基本的な疑問の整理には不動産特化型AI「AI田中勲」も利用できますが、個別の融資条件は申込み先の金融機関へ確認しましょう。


  • ・変動金利は複数の金利水準と上昇時期で試算する
  • ・固定金利は返済予定を立てやすいメリットと負担額を比較する
  • ・頭金・団信・手数料・生活費まで含めて家計に合うものを選ぶ