基礎コンクリートの強度測定のタイミングについて
~タクトホームの新築一戸建てを住宅診断 ~
こんにちは。
赤外線建物診断技能師の野方実で御座います。
今回は飯田グループホールディングスの中の一社であるタクトホームの住宅診断を行いました。
今回の物件では、外構工事が一部未完成だったため、この時点だからこそできる、基礎コンクリートの強度測定のタイミングについても説明いたします。
仲介手数料と住宅診断を無料で対応
ゼロシステムズでは、タクトホームの新築住宅の多くが、仲介手数料と住宅診断の費用を無料でお取扱い可能となります。
今回の物件も、無料での対応とさせていたきました。
無料になる物件についての解説はこちらです↓
よくある質問 Q&A
タクトホームの新築一戸建てを住宅診断
外構は未完成でした
外構は工事中でした
建物は完成していましたが、外構工事の一部が未完成の状態でした。
基礎部分の化粧仕上げ前でした
モルタル仕上げ前の基礎コンクリート
現時点なら、シュミットハンマーによる基礎コンクリートの圧縮強度を計測することが可能です。
シュミットハンマーによる測定は、打撃による測定となります。
これから工事を行う、化粧モルタル仕上げの施工後になると、この方法で測定することが出来なくなります。
基礎コンクリートの欠陥に関する記事はこちら↓
基礎コンクリートと床下で発見した欠陥 ~欠陥住宅の実例
地震に強いIDS工法で建てられています
タクトホームの建物は、グループ会社である飯田産業と同じ、地震に強いIDS工法を採用しています。
地震に強いIDS工法についてはこちら↓
飯田産業の新築の特徴と不具合事例~ 住宅診断をする立場からみたIDS工法 ~
断熱性能をサーモグラフィーで非破壊検査
赤外線サーモグラフィーで調査中
床と壁の断熱材は湿気に強いポリスチレンフォーム
2階の天井部にはグラスウールが使われています。
ゼロシステムズの無料住宅診断では、赤外線サーモグラフィーを使用した非破壊検査で、壁中の断熱材の状態を調査します。
今は冬なので、温度の低い部分 = 断熱材に不備がある部分は、青く表示されます。
上の写真では、極端に温度変化がある部分がなく、色がほぼ均一です。
これにより、壁中の断熱材が正しく施工されていることを確認できます。
また、スケルトンインフィル工法なので、将来的に室内の間仕切り壁を取り除くリフォームが安易に可能となります。
ゼロシステムズの住宅診断についてはこちら↓
ゼロシステムズの住宅診断の内容紹介
床下の水分量は問題なし
床下木材の含水量測定
床下の木材の水分量は14.9%でしたので、十分に乾燥した状態です。
水分を多く含んでいる場合(25%以上)では、乾燥するにつれて木材が反り、床鳴りが発生する可能性がありますので注意が必要です。
越境もありませんでした
越境はありませんでした
隣地が古い住宅の場合には、樹木やブロック、雨樋などが越境している事も少なくありません。
しかし、隣地にお住まいの方が樹木の管理をしっかりしていており、今回の物件では問題ありませんでした。
越境は、思いがけない隣地トラブルに発展することもあるので、建物同様に気をつけて調査しておく必要があります。
大きな不具合箇所は発見されませんでした
見つかった壁の小傷
壁に軽微な傷はあったものの、補修可能な軽微な物でした。
建具の傷や壁の隙間などの軽微な不具合箇所も事前にチェックを行い、お引き渡しまでに売主にて是正をお願いします。
今回の住宅診断では、大きな不具合箇所は発見されませんでした。
お話が進んだ場合には、ご契約前に一級建築士の金子氏による二回目の住宅診断や耐震診断、役所の調査などを行い欠陥住宅のトラブルを未然に防ぎます。
ゼロシステムズご利用のながれ↓
【 ご利用の流れ 】~完成物件の購入を検討中の場合